テレワーク、リモートワーク、注意すること

人事系コンサルタントの永江です。
最近はテレワークとか、リモートワークという言葉が知られるようになりました。
働き方が多様になったことのひとつの象徴だと思います。

テレワークとは、リモートワークとは

簡単にいうと、会社に出勤しないで他のところで仕事をすることです。ただし、古くからある営業職のように客先に出向くとか、運送業のように外に出ることそのものが仕事になるものではありません。たとえば経理の仕事を自宅でやって、必要に応じて会社の同僚や上司・部下と連絡をとる。つまり、以前は会社にいて事務所の中でやっていたような業務を、自宅などのスペースで行うことをいいます。そのときに、完全に独立してやるのは無理で、なんらかの連絡をとりあうことや情報共有が必要なので、それらはインターネットを通じて行うのが一般的です。

コミュニケーションのメインはインターネット

テレワークやリモートワークと呼ばれる働き方をするときに、コミュニケーションは主にインターネット経由になります。チャットやEメールなどの文字のやりとりや、Zoomなどを使ったテレビ電話的な会話など。必要なときにつながって情報の受発信をします。

すばやいやりとりなら電話、ネット回線の通話がよいでしょうね。情報の記録ややりとりのログを残したい場合はグループウェアやチャットツールなどが向いています。リアルタイムである必要性が低く、相手のタイミングで読んでもらればよいとなれば、メール型や掲示板型のツールが活躍しそうです。

文字情報だけのときの注意点

これは私自身が何度も体験していることです。文字だけの情報だと、相手の感情や微妙なニュアンスが分からないんですよね。だから、同じ文章が書いてあっても、受信する側の勝手な想像で、「怒っている」「冗談ぽく言っている」「嬉しく思っている」などの感情面が実際とは違った受け取られ方をすることがあるのです。

そして、相手を不快にさせるつもりなどまったくないような事実を伝えただけなのに、相手が嫌な思いをしたりすることもあります。本当に言葉どおりの質問をしたのに、なにか裏があるのではないかと思われたこともあります。人間は自然に行間を読む生き物なんですね。

だから、私が文字のみで情報をやりとりするときには、なるべく優しい印象で相手に伝わるように言葉を選ぶようにしています。たまに怒りを表現するためにキツイ言い回しを入れますが、こういうときはかえって失敗します。怒りが相手に伝わらないという……。けっきょく、文字の情報は淡々と、でも優しい言い回しで伝わるようにして、感情を伝えるときにはそれに相応しい音声通話などを使うのが良さそうです。

テレワークやリモートワークを導入しようとしている人は、ちょっとアタマの隅に置いておいていただくといいかもしれません。

 


 



脳は変わらないようにしたがる

思考力トレーナーの永江です。
何かを変えようとチャレンジをする人は多いです。
でも、それが長続きしないことも多い。

脳は保守的

人間の脳というは、とにかく保守的なんだそうです。今の状態を変えないように、変えないようにと考える。だから、よっぽどのピンチだと感じないと変わらない。ちょっと太っているといってもすぐに死ぬほどではない。勉強をしなきゃいけないのは分かっているけど、明日からでも大差ない。いろいろな言い訳はすぐに思いつきます。それは、脳が保守的であって、変わらない理由を作るのがうまいからです。

保守脳を利用して変化を生み出す

だから、何かにチャレンジをしようとか、自分のどこかを変化させようとするときには、すごく頑張るか工夫をするか、ということを考えます。すごく頑張るというのはまさに文字どおり頑張るということです。勇気を奮い起こす、とにかく自分にムチをうってやらせる、嫌でもなんでもとにかくやる。そんな感じです。

工夫をするというのは、たとえば、変わった後の状態をいつものことであると脳に思い込ませたりすることが考えられます。いわゆる思い込みによって、それが普段の自分だと勘違いさせて、結果的に変化を起こすわけです。「おれは出来る。当たり前のように出来る。」などと繰り返して自己暗示をかけるのもそうかもしれません。このあたりのことはおそらく心理学的にノウハウがあるのだと思いますが、私の場合は、とにかく自分に言い聞かせることが多いです。お試しあれ。

 


 



受益者の欲求とスポンサーの要望(講座やセミナー、学習塾にて)

思考力トレーナーの永江です。
私の仕事の中には、
サービスの提供を受けて価値を受け取る人と、お金を出すスポンサーがそれぞれ別であることがあります。

受益者とスポンサーが異なるケース

分かりやすいのは、学習塾での指導と社員研修です。学習塾で価値を受け取るのは生徒さんで、スポンサーは親御さんです。社員研修の場合はまれに参加者が自己負担する場合がありますが、基本的に講座に参加する社員さんが価値を受け取るけども、お金を出しているスポンサーは会社という法人です。このように、価値を受け取る受益者と、お金を出すスポンサーが別であると、それぞれの思惑にズレがあるのも珍しくありません。

塾の生徒が望むもの、親御さんが望むもの

中学生くらいになると塾に求めるものが親御さんと本人でズレることが減ってきます。でも、小学生の、特に低学年だとハッキリしていることが多いです。親御さんは学力とか学校の成績とか、そういう部分を求めます。当然といえば当然で、学習塾の社会的存在意義はおおむねそこにあると思います。でも、こどもはほとんどが勉強を好きではなくて、できれば避けたいと思っています。だから、こどもの欲求としては、親に納得してもらえる範囲で、あるいは親の目を盗んで、楽しく過ごしたい、勉強しなくてすむ過ごし方を求める、ということだったりします。

社員が望むものと、会社が求めるもの

塾の生徒と親御さんの考えや意識がちがうのは微笑ましくて、こちらとしては、なんとか楽しい雰囲気を感じてもらいながら勉強をするように誘導すれがいいのです。でも、意外とやっかいなのは社員研修。社員の望むものはいろいろで、会社側の要望とのズレは千差万別です。ズレの軸や方向性もバラバラだったりするとので、臨機応変にというのも大変です。単にサボりたいというものもあれば、非常に高い欲求をもっているものの会社の方針とズレているというもの、いろいろです。

 

基本的には、私は両立することを目指します。生徒も満足させつつ、親御さんにもご満足をしていただく。社員研修に参加したみんなが満足しつつ、実際に会社の利益に貢献できる人材を育成する。両立することは難しいこともあるけれども無理というわけではない。そう考えてこのお仕事をやっています。

 


 



社長主導の案件では、事前に伝えることが抜けがちになる

人事系コンサルタントの永江です。
小さな会社でも、社長が主導となって進める案件がもちろんあります。
そして、大きな会社とちがって、社長がたったひとりで進めることも珍しくありません。

社長がたったひとりで進める案件

社長主導の案件といっても大企業であれば他に複数の人が関わります。でも、零細企業だと、社長がたったひとりで進める案件があるわけです。たとえば、新しい顧客を獲得する営業があって、関心をもってもらえて、そして契約にいたるまでの進行など。これにかかわるすべてのことを社長がひとりで行います。初期の営業、訪問しての説明、契約の詳細の検討から、実際の契約締結まで。すべてです。

従業員にとっては突然に降ってくる情報

さて、いよいよ契約が結ばれて取引が開始。会社どうしのやりとりがしばしば発生したり、社内の現場で作業が発生したりします。そのとき、いざ、まさにそのときになってようやく新規契約についてスタッフが知らされるというケースをときどき耳にします。従業員スタッフにしたら突然のことで、それまでに抱えていた「つもり」をジャマされることにもなります。もう少しやさしい言い方にしたとしても、驚かされるということはあるでしょう。あまり好ましいことではありません。

社長の考えとしては、常に部下スタッフの働きを見ていて、新しい取引が始まったとしても現場に特に問題はないとなっているのかもしれません。でも、それは社長のアタマの中にだけあって、突然に言われる従業員にとっては、この、突然に言われることそのものが不快の種になるのです。

事前に情報を伝えることを怠らない

社長がたったひとりで進める案件の場合でも、本当に、それこそ墓場まで持っていくくらいのレベルで社長オンリーの案件で済ませられるならかまいません。でも、会社として行う活動で、そういうことは滅多にないですよね。だから、ちゃんと、関係が発生しそうなスタッフには事前にゆるやかに伝えておきましょう。

案件の内容によっては機密として伝えられないこともあると思います。そういうときには、いわゆるオブラートに包んだような言い方を考えましょう。「詳しくは言えないけど、こんど手伝ってもらいたい案件が進行していて、話がまとまったら言うよ。」くらいの言い方でもかまわないと思います。青天の霹靂のように突然であることを避け、社長のアタマの中がブラックボックスだと思われないようにします。

 

私自身がいろいろな人からやられることがあって気になるのですが、「言ってなかったっけ?」とか「言ったつもりだったんだ。」という場合もあります。言ったつもりになっていたから悪気はないのでしょうね。でも、どこか初期の段階で「言っていないはず」と思える場面があるはずで、そのときにすぐに、「やわらかく伝えておく」ことをチェックリストに載せましょう。情報の伝達はこれからの時代のキーポイントのひとつです。

 


 



リーダーが見本を見せなくてはいけないこと、そうじゃないこと

人事系コンサルタントの永江です。
今日は、リーダーがリーダーとして見本を見せるべきことについてです。

すべてを出来る必要はなく、できないことは部下に任せる

リーダーといっても人間ですから、できることとできないことがあります。組織としてやるべきことであっても、その中にはリーダーができないことがあります。たとえば、技術がすごいけど販売や営業が苦手なリーダーだとしたら、それが得意な人を部下に迎え入れてやってもらえばいいです。私自身は、リーダーの仕事とは何かをさせることであって、自分がなにか具体的な作業をまったくしなくてもいいと考えています。実際には何か得意なことはあったりするので、リーダー自身も適材適所の一貫としてできることをすればいいです。

できなくてもやらなくてはいけないこと

しかし、できないなら部下にやってもらえばいいということもあれば、できないなどとは言わずに自分もやらなくてはいけないことがあります。それは、上の立場にある者の姿勢に関わる事柄です。たとえば、事業所内は整理整頓を旨とします。整理整頓が悪いということは、あるていど人数がいる組織であればありえないことです。このような「人として」くらいのことを言える部類の事柄は、リーダーたるものきちんとしていなければいけません。自分の身辺も整った状態にしておいて、そのうえで、まわりの従業員や部下スタッフに対して整理整頓を指導しましょう。

このテのことは、できなくてもやらなくてはいけません。できるかどうかじゃなくて、やるかやらないか、です。場合によって客観的に見て、遠慮なくものを言ってくれる、そんな誰かにお願いをしてチェックしてもらうのもいいかもしれません。整理整頓のほかには、人としてのマナーや行儀、他人に対する思いやり、相手の心に気を配ることなどが挙げられます。

人間力を原動力にできると強い

できないなどと言っていられないこと、やらなければいけないこと、これらは人間力ともいえる部分かもしれません。営業力や販売力、技術力や知識といったことで凄みを出してリーダーシップを発揮するのも素晴らしいことです。でも、それらはどちらかというと、ベーシックなものの上に乗っかるアプリケーションソフト的な要素です。人間力というのはOSのように基礎となる部分なので、これがしっかりあると周囲に対しての巻き込み力も上がります。これがあるリーダーは本当に強い。良いときも、悪いときも、しっかりフォロワーがついてきます。私自身もそうであるように日々の精進をしています。みなさんも、ちょっとアタマの隅において、考えてみてはいかがでしょうか。

 


 



人の心や感性に気を配る【零細企業の人事】

人事系コンサルタントの永江です。
経営者が自然に陥りがちな思考について、その注意点。

日常の経営は左脳的になりがち

経営者の思考は左脳的になりがちです。未来のことをイメージしたりするのは右脳的な活動なのですが、日々の経営はきわめて左脳的。収支を考えたり、キャッシュフローを考えたりする数字の計算や、経営計画にもとづいたプロジェクトやタスクの管理など、左の脳みそが大活躍です。小さな会社であれば社長はそういうことを日常的に考えていますから、頭の使い方そのものがしだいに左脳的になっていきます。

スタッフは右脳的な感性を持っている

もちろん経営者だって右脳的な感性を持っているのですが、上述のような傾向が出てしまう。それに対して従業員スタッフは、その人の中の割合として社長よりも右脳的な思考が強くなります。本来はこちらがヒトとして一般的なのかもしれませんね。仕事をしながらでも、右脳的な感性や感情、心の部分がバンバン出てきます。

社長に気をつけてほしいのは、その、スタッフがバンバン発揮してしまう感性や感情の部分も大切にするということです。良いことだとは思いませんが、どうしても感情が仕事に影響を及ぼします。イライラしていたら仕事の質が落ちるかもしれません。他のことが気になって仕事に集中できずにミスをするかもしれません。どうしても仕事に影響してしまう要素として心や感性というものを持っているのです。

人の心や感性に気を配る

考えてみたら従業員だけではなく、社長さんはたくさんの他人を交流をします。そしてそのすべての人が心や感性を持っています。社長がいくら左脳的に理性で物事を考えても行動をしても、相手は感情をもった人間です。その人達の心や感性に気を配るのは、ある意味ではマナーだともいえるかもしれません。

そして、従業員スタッフは会社にとっての財産です。その財産を大切に考えるなら、心や感性、感情の部分も大切にしなければいけません。経営者の日常は左脳的なアタマの使い方になりがちなので、バランスをとるために、人の心や感性に気を配ることを強めに意識することをお勧めいたします。

 


 



ブログを書くのに要する時間

思考力トレーナーの永江です。
実は、このブログを書くときに、「一気に書き上げる」という課題を自分に与えています。
だから、このブログ記事を一本作成するのに要する時間は、平均すると10分くらいです。長くても15分くらいじゃないかと思います。

もちろん推敲したほうが良い文章になる

もちろん、あたりまえですが、ちゃんと推敲をしたほうが良い文章になると思います。たまに見返して修正することもありますから。おそらく、一気に書き上げている文章は、読みにくかったり、言葉遣いにおかしなところがあったり、なにかの間違いがあったりしていると思います。ほとんどすべてに近い人は、文章はちゃんと推敲したほうがあとで読む人にとっても良いものになります。

スピードを課題にするわけ

ちゃんと推敲したほうが良い文章になるはずなのに、なぜ、一気に書き上げることを課題にしているのか。それは、話し言葉としての分かりやすい伝達の練習とするためです。話し言葉はいちど口から出ていったらもう修正できません。あらかじめ原稿を用紙することもできますが、それでも、しゃべったあとから修正はできません。こちらのブログで一気に書くことを課題にしているのは、そういう話し言葉を意識して文章を書いているからです。これが本当にうまくできるようになったら、話し言葉でもあとで修正の必要なく大丈夫な良いものが作れるのではないか。そんなことを考えて、一気に書き上げて、見返すことなくアップをしています。一種の「頭の体操」かもしれませんね。

 


 



「自分のアタマで考えられる」ようになるために

思考力トレーナーの永江です。
私は、「自分のアタマで考えよう!」というスローガン(?)を掲げています。
いえ、それほどハッキリとアピールしているわけではないのですが、
そうなるのが良いと思っています。

「考えたらわかるでしょ!」の話

人事の仕事をしていたときに、同僚の管理職の人からあった愚痴。「部下のスタッフが、すぐに『聞いていません。教わっていません。』と言ってくる。でも、それまでに知っていることから考えたらわかるんだよね。」

そうなんですよね。けっこう、こういう人は居ます。すでに持っている材料をもとにして考えたら分かるはずなのに、考える前に「教わっていません」と言ってくる。いわゆる「一から十まで教えないといけない」状態でしょうか。それで、上司としては「考えたらわかるでしょ!」とイライラしてしまうわけです。

どうしたら考えられるようになるのか

そういうのが良くないとはいえ、では、どうやったら、人は自分で積極的に考えるようになるのでしょうか。正直にいうとこれは私のライフワーク的な課題にしようと思っていて、「こうすればバッチリ!」というような明確な答えは今のところ模索中です。でも、あるていど、「こうやったらいいように思うし、実際にそれで成果もある。」と考えられるものもあります。

自分で考えられるようになるための3要素

人が、自分のアタマで考える、そのために必要なのは3つです。1つは考える元になる知識を持つこと。2つめは、考えることそのものの能力や技術を身につけること。そして、3つめは、考えようと意識することです。

持つべき順番でいうと最初は3つめでしょうか。意識をしないと始まりません。あとの2つは同時に身につけていけると思うのですが、記憶している知識を増やし、上手に考えるためのスキルを磨くということになります。パソコンでいうと、ハードディスクの容量を上げてデータをたくさん記録して、CPUやメモリのスペックも上げていくようなイメージです。いずれも人間の能力として考えると一朝一夕にはうまくいきません。継続的なトレーニングが必要です。

能力をアップするために

どうやったら能力がアップするのかというと、それはもう、日々の努力です。努力のしかたは工夫ができます。それにあわせて継続性が求められます。そういうえばこれも3つの要素ですね。自分で考えることの3要素と、その能力のアップをするための3要素。うまく組み合わせて「自分のアタマで考えられる」ようになりましょう。

 


 



最近の求人媒体で有力なもの【零細企業が人材確保を確保するために】

人事系コンサルタントの永江です。
先日、ある地元企業の社長さんが中途採用をするということでハローワークに行かれたそうです。
そして求人票を出してみると……。

ハローワーク求人から、想定以上の反応が

その社長さんが求人票を提出されて、翌日には問合せがあったそうです。そして、選考のための書類を送ってもらう連絡をしたりしているうちに、1週間で6件の応募があったそうです。実はこの社長さん、人材確保に苦労していて、今までは地元求人誌などに有料で掲載をしていました。でも、求人を開始してすぐにこれほど応募あるなら、もっと早くハローワークに出せばよかったとおっしゃっています。

最近の石川県は求人状況が良くて、ハローワークの端末も待ち時間がほとんどないという話も聞きます。社長さんもその情報を得ていたらしく、だから求人票を出しても応募は無いだろうと思っていたそうです。以前はハローワークの求人からの応募もたくさんあったが、今でもそうだとは思えなかったということです。実際はそんなことありませんが……。

ハローワークのネット検索

求職している人への支援として、ハローワークのネット検索の利用を勧めることがあります。載っている求人の内容がどうこうじゃなくて、求人情報の項目数がすごく多くて勉強になるからです。有料で広告が掲載できる媒体と比べると、企業が載せられる情報量が非常に多いです。無料のもののほうが情報量がたくさん載せられるという状態です。仕事内容についても頑張って作文すればけっこう詳細なものを掲載できます。

さらに、昔とちがって現在は、ハローワークの求人情報は全国どこにいても同じものを確認できます。本当の昔は、各地それぞれのハローワークにある紙のファイルを見るしかありませんでしたが、今は本当に全国のどこにいても、です。家でも見られます。出先でも見られます。もちろんハローワークの端末でも。だから、仕事を探そうとする人が情報にアクセスしやすくなっていて、そういう意味では、見つけてもらいやすくなっているということですね。

ハロワ掲載情報からの広がり

前述の社長さんからさらに聞いたことです。ハローワークに求人票を出したあと、複数の求人情報系サイトから「うちにも掲載しませんか」という問合せが来たそうです。その中には無料で掲載できるものもあって、それはすぐに掲載してもらったそうです。求人情報サイトの営業(?)さんもハローワークの求人情報をチェックしていて、新規で掲載された企業さんに対してそういった連絡をしているもようです。

そうすると、ハローワークに掲載したことによって、単にハローワークで求人を探している人だけではなく、他への広がりが期待できます。実際に、掲載場所は広がったし、求人情報を見つけてもらえる可能性も広がりました。無料のものだからといってバカにできません。無料であるのは収益モデルが直接的じゃないだけで、十分に効果が得られます。職種や地域によっての差異はあると思いますが、無料なのだから試してみても損はないのではないでしょうか。

逆にいうと、求人をしている企業さんから直接に掲載料をいただく形の旧型媒体は厳しいかもしれませんね。私もこうやって無料のものをお勧めしてしまっていますし……。でも、求人をする企業さんにとっては効果の高さこそが重要な点ですから、もし、ハローワーク求人およびネットの無料掲載媒体を使っていなければ、ぜひ試してみてください。

 


 



情報共有や指示出しのあれこれ

人事系コンサルタントの永江です。
組織の運営において重要なもののひとつに情報共有があります。
また、上司から部下への指示出しも情報を伝達することになり、ある意味では情報共有の一環と考えてもいいかもしれません。

情報共有のツールはいろいろ

たとえば簡単な指示や報告ならば、口頭ですますかもしれません。記録を残しておく必要があると書面を発行したりします。最近ではそれが電子的なものになり、口頭伝達ではなくメッセンジャー系のツール、書面ではなく電磁記録になってきています。ウェブアプリケーションとしての情報共有ツールもいろいろあるし、私もクライアントさんとの情報共有で複数のものを活用しています。

ウェブ系のツールだと有名なのは、ChatWork や Slack、Trelloなどがありますね。かぎられた範囲での利用なら無料のものも多くあるし、有料にしてもそれほど高額でないものがたくさんあります。そして、もちろん電話も情報共有のツールですし、口頭での伝達もあるひとつのツールと考えていいかもしれません。

ツールに対する苦手意識

ツールや道具であるなら、人によって得意や苦手があります。たとえばウェブ系のツールはいかにも今どきな感じがして便利ですが、タイピング等での入力が苦手な人にとってはツールそのものが苦手になるかもしれません。アナログで紙に書くとしても字のきれいさが求められるから苦手意識のある人は多いし、どんな道具であっても同様のことは考えられそうです。

苦手意識があると使うことを回避したくなるのが注意点

使うべき道具に対して苦手意識があると、それを使うことを回避したくなるのが人間というものです。たとえば、ウェブ系の共有ツールで情報を保存すべきとき、入力が面倒だと書き込む情報が簡素なものになってしまうこともありそうです。話すのが苦手な人の場合は逆に、急ぎの用であってもクラウドに書き込んですまそうとするかもしれません。そうすると情報の適切な扱いから遠ざかった運用になってしまいます。

純粋にツールの適正で使い分けるのが理想

人間はどうしても個人々々の感覚を持っています。だから、苦手があると避けようとします。けれども、情報共有のためにどのツールを使って、どういうふうに活用するのかは、本来は個人の得意とか苦手で考えるものではありません。でも、実際に行われていることは、情報を共有することにしろ、上司から指示を部下に伝えることにしろ、そのときそのときの感覚で使い分けてしまうのが現状ではないでしょうか。その辺に注意をしながら情報ツールを丁寧に使っていきたいものですね。