学習指導の塾を再開しました 加賀市湖北地区会館

こんにちは。
思考力トレーナーで、小中学生むけの塾をやっている永江です。

塾をやっているといっても、この半年以上はお休みをしていました。
塾の場所として利用させてもらっている湖北地区会館が改装のために使えなかったからです。

小学生むけの作文指導

湖北地区会館での学習指導は小中学生を対象としていて、小学生むけには作文指導もしています。小学生の作文指導をお願いされる場合には、好きだからもっと伸ばしたいというケースと、からっきしダメなのでなんとかしたいというケースがあります。中間的な生徒さんは今のところいませんね。

好きで得意だという子には、ていどに合わせてもっと上手に書けるように指導します。からっきしダメという子には、まず何かを書くことの楽しさを伝えます。あまり文法的な正しさや文章の技術は後回しにして、まず、苦手であるという意識が薄れるように考えています。今回の再開で久しぶりに会った生徒さんの1人は後者のタイプです。

小中学生むけの学科教科指導

いわゆる普通の勉強、学校の教科の内容についての指導もしています。主に算数・数学と英語、国語です。理科や社会のジャンルはそもそもご依頼やご希望がきわめて少ないですね。たまに、「今回のテスト範囲にある、電気のことについて教えてほしい」というスポット的な依頼が生徒からあるていどです。

数学とひとことで言っても数の計算などのジャンルと、図形のジャンルとがあります。さらにいうと論理学的な要素があったり、統計の話があったりしますが実際に指導するのは主に計算系と図形系です。中学生までの範囲の数学や算数はあまり覚えることが多くありません。だから、苦手な部分であっても繰り返して練習するとなんとかなります。練習の仕方や時間の確保が問題となりますが。

英語も基本的にまだ覚えることが多くないのですが、苦手な子には単語を覚えるだけでも苦労となるようです。これもなるべく多く接する機会を設けることが有効なのですが、中学生ってけっこう忙しいんですよね。部活を一生懸命にやっているとほんとに大変そうです。だから、ほんのちょっとの時間でいいから英語にふれる機会を設けるような指導もすることがあります。

久しぶりの生徒との再開

さて、今回の再開で半年ぶりに生徒さんと会いました。特に小5の男子に驚かされたのですが、顔つきがずいぶんと「おにいちゃん」になっているんですね。たしかにあどけなさはまだまだ見られますが、目つきがたくましくなっていました。ふわふわ落ち着かないところのあった子なのですが、しっかり1時間、集中して勉強しています。

『男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ』という言葉がありますが、まさにそれです。子供は成長をするものですが、しばらく会わないうちにけっこうな変化がありますね。一緒にいたお母さんにそのことを伝えましたが、お母さんはピンときていない様子でした。毎日、顔を合わせていたら無理もないですけどね。

こんな感じで子供の成長を感じられるのは学習塾をやっているものの醍醐味といえます。もちろん、今回みたいな半年も間を空けることは珍しいですが、それでも頻繁に感じるものでもあります。多くても週2の数時間ですからね。楽しいです。

読書法と懇親会、人が違えば感じ方も違う

思考力トレーナーの永江です。
昨日、独立8周年の記念セミナーを開催し、ご参加いただいたみなさんとの懇親会で焼肉をいただいてきました。

読書に関するお話のセミナー

セミナーの内容は読書に関するもので、目的に応じてオススメの読書法についてお伝えをしました。音読と黙読の違い。それぞれのメリットとデメリット。ワーキングメモリのお話。学校で進められる読書の仕方について。速読とは。速読の効能。記憶に残りやすい読書術について。学習効果を上げるためのインプットのやり方。などなど。

読書に対して課題を持っている人は、目的が「勉強系」であることが多いですね。当然といえば当然ですが。そのため、お話の中の多くは学習効果にフォーカスしたものになりました。それと、勘違いされている読書法についても少し。「なるほど、そういうことだったのか。」「楽しくて分かりやすかった。」などのご感想をいただきました。

「妻のトリセツ」についてのトーク

イベントの後半は、読書つながりで、私が最近に読んだ「妻のトリセツ」という本について、参加されたみなさんとトークです。本の内容詳細については控えますが、おおざっぱに言うと「男女の脳の違いを理解」して、それぞれの差異に心を配れば良い関係を維持しやすくなるというもの。私の過去話をちょっと暴露しつつ、楽しくお話ができました。

寅亭さんで懇親会

今回の会場に使わせていただいた北陸ガールズスクエアさんのすぐそば、寅亭さんに移動して懇親会。こちらのお店は何度か利用させてもらっていますが、とにかく肉がうまい!正直いって肉の部位とかよく分からないのですが、どれ食ってもうまい!

セミナーもそうですが、懇親会では、昨日が「はじめまして」だった人どうしももちろんいらっしゃいました。私としてはみなさん既にお付き合いのある人たちばかりなので、傍から見ているとなんだか変な感じがします。でも考えてみたら、そりゃそうだ。

人はそれぞれ個性があるし、立場も違うし、同じものを見ても見え方が違う。感じ方がちがう。同じ空間を共有して、同じ時間を過ごしていても、同じ感想を持つとはかぎらない。当たり前だけど見落としがちなことがあって、あらためて「自分が感じ方が唯一ということはない」と心に留めておこうと思いました。

8周年記念、読書に関するセミナーと懇親会

思考力トレーナーの永江です。
個人むけのセッションでは、お勉強コンサルタントみたいなこともやっております。
いくつかの肩書(?)を持ってしまっているのですが、8周年記念のイベントは上記のような感じにします。

 

おかげさまで、2011年4月に独立開業をしてから無事に8年がたちました。
振り返ったらそれはもう本当にいろいろなことがありましたが、やっぱり原点になるのは「ひとさまにお伝えをする」ということ。
昨年は見送った周年イベントも、今年の自分ならやるのがよいだろうと考えて開催することにいたしました。

もともとは講師のしごとをしていくために会社をやめて独立をしたのですが、
その後にはいろいろなことがあって、学習塾をやって、コンサルタントにもなって、
イベント運営のお手伝いをしたり、ウェブ関係のお手伝いもやらせていただきました。
どのしごとも楽しくやらせていただき、それなりに評価をしていただいております。

 

いろんな仕事をさせていただいた中で、
8周年の記念としてやっておきたかったことは、やっぱり人前でお話をすること。
単に目立ちたがり屋な性格が現れているだけかもしれませんが、
自分の中でも評価を多くいただいている行為でもあります。

お話の内容は長くやってきたものではなく、
あるきっかけから、今回のために新たに作成するコンテンツです。
テーマは読書

セミナーで読書のお話をさせていただくのは初めてです。
以前に社会人講座としてお話をさせていただいたことがありますが、それも比較的に最近です。

記念のイベントでどうしてあまり話したことのないことを話そうと思ったのかというと、
誰かのかわりに何かを学び、それをわかりやすく伝えることで人の役に立つことがしたかったから。
なぜそれがしたいのかというと、単純にやりたいからという気持ちと、
おそらく他の人はあまり持っていない特殊能力だと思いがあるから。

 

たとえばファイナンシャルプランナーの資格をとりたい人がいます。
でも勉強が苦手です。
そしたら、私がその勉強を先にやって、
それから勉強した内容をお伝えして、学習効果を加速させる。
そういうことができます。
現時点で私が知らないことでも可能です。

とはいえ、実際にそれをやろうとしたらそれなりに時間と労力と、そしてお金が必要ですが……。

 

まあ、FPの話はたとえ話であって現実的ではありませんが、
今回のそれが読書なんです。

読書のしかたにはいろいろあって、
速く読む
ゆっくり読む
目で読む
声に出して読む
などなど。

どういう方法ならどういう効果があるのかを最近になって勉強しました。
けっこう人生の役に立つ情報だと感じているので、これをひとさまにお伝えします。

何かを勉強しようと思っている人は、勉強が少しラクになると思います。
ラクといっても勉強時間が減らせるということではなくて、
学習効果を上げやすくなるから、勉強の苦労度合いを下げられる、ということです。

もしかしたらなんとなく感じていることや思っていること、
読書について気持ちの中にあることの科学的な後ろ盾になるかもしれません。
そうしたら、読書という行為に対して自信が持てるようになり、
やっぱり今後の学習効果を上げられるのではないかと思います。

参加してくださった方には、そういう変化をお持ち帰りいただけるように準備しています。

 

オフィスまなぶき8周年記念
(仮)おしょうのセミナー・ライブトーク(懇親会あり)

平成31年4月14日 16:30〜18:30
会場:北陸ガールズスクエア 金沢市長田本町チ22-2
参加費:セミナー=2,000円 懇親会=実費

https://www.facebook.com/events/254005315482303/
Facebookのイベントページから、もしくは下記のフォームからお申し込みください。

オフィスまなぶきお問合せフォーム
このフォームからのお申込みの際は、4月14日のセミナー参加希望の旨をご入力ください。

懇親会は、セミナー会場そばの寅亭さんで予定しています。

石川県公立高校の入試が終わりました

こんにちは。
石川県加賀市の、「こほく寺子屋」で小中学生の学習指導を行っている永江です。

とはいっても、今年度は秋から湖北地区会館が改装で使えなくなったので、
それ以降は休業です。

その間、私は、金沢にあるパトリ塾にて同じように学習指導をしていました。

こほく寺子屋での例年のようにパトリ塾でも中学3年生の受験生を何人か指導し、
そして、先日、公立高校の入学試験が終わりました。

指導を始めた当初は数学の方程式の文章題で式が作れなかったり、
図形の方向が変わるとまったく解法がアタマに浮かばなかったり。
そういう生徒さんもなんとか志望校の受験までたどりつきました。

 

結果はともかく、
とりあえず私立高校の試験から公立高校の試験まで頑張ったので、
まずはいったん、ゆっくり休んでほしいところですね。

そして、きっと志望校には合格していると信じて、
高校生活の楽しい妄想をしてくれていると良いなあと思っています。

 

まだ曜日などは確定的ではないのですが、
こほく寺子屋としての学習指導再開は4月から、
改装された湖北地区会館でこれまで同様にやっていきます。

お休みをしている間もパトリ塾でお仕事をさせていただいていたので
指導のカンを失っているようなことはありません!

それ以上に、また違ったタイプのお子さんたちと付き合ってきたので
自分で言うのもアレですが指導力はさらに向上したと思っています。

さらに、
障がい福祉の事業所でもあるパトリでは
学習障がいなどがあって勉強が本当に苦手な生徒さんも指導しています。
学校の勉強になかなかついていけないお子さんでもバッチリ面倒みますよ!

もちろん、
志望校をランクアップする。
上位校を目指す。
そういうお子さんの指導もしっかりやります。

私の母校である小松高校を目指す生徒さんもぜひ指導したいです。

どんなレベルのお子さんであってもその子に合った指導で
その子にあった成長のお手伝いをいたします。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

こほく寺子屋のご案内ページはこちらです
↑ぜひ一度ご覧いただき、ご検討ください

継続するためのフレームワーク思考(ミニセミナー的なイベントでお話をしました)

思考力トレーナーとして、白山市にある我楽さんというお店で開催された「ドリームナイト」でお伝えをしてきました。我楽さんはお酒を飲めるお店で、ダイニングバーというご紹介でいいですかね。そういうお店です。その我楽さんの夜活イベントとして毎週の開催をされているのが「ドリームナイト」です。

いきさつ

去年の春頃に私が話をさせてもらったセミナーに参加してくださったのが我楽オーナーの仙名珠乃さん。我楽さんでもミニセミナーのイベントがあるからいつかスピーカーをやってほしいとリクエストをいただいていたのです。なかなか時間の調整がつかず半年以上もお待たせをしたのですが、年明けいっぱつめの1月9日にようやく念願がかないました。

年明けの最初の開催ということで、話す内容をどうしようかと考えたときに、やっぱり「今年こそ!」みたいなものがいいだろうとなりました。そして、その内容を私が得意としているフレームワーク思考でお伝えできれば参加する人の役に立つ情報になるだろうと考えたわけです。ちなみに、内容を考えるときには仙名さんも同席して打合せを行いました。そして、年末年始のちょっとしたお休みっぽい時間を活用して「今年こそ◯◯になる!!継続するためのフレームワーク思考」というタイトルと中身が出来上がりました。

継続できる理由、できない理由をフレームワークで

写真のようにホワイトボードを使ってお話をしたのですが、要するに、フレームワーク思考として枠組みを考えて、その枠組みでチェックしたら「つづけやすい」目標設定ができるというお話です。ここでは内容については省略しますが、4つのチェックポイントを活用すると無理なく継続できる設定が可能です。

フレームワーク思考のお話でいうとこの枠組みを使うというところが大切です。ただ単に「ちゃんと継続できるような目標を立てよう、どうやったら継続できるのか考えよう」言っても考えにくいです。考えやすくしてくれるツールがフレームワークなので、それをこのテーマに合うように私がご用意したということです。

テンションまかせにしないこと

有料のイベントなので参加していない人に無料の情報として公開するのは限定的にしますが、継続するために考えるとよいポイントの1つが「テンションまかせにしない」ということです。たとえば新年に新しい目標を立てて、「今年は毎日、◯◯をするぞ!」とか言って三日坊主になる。これの原因として考えられるひとつのことが「テンションが上がって無理な設定をしてしまう」ことです。これを読んでいるあなたも心当たりがあるのではないですか?

新年のタイミングじゃなかったとしても、何かのときに気持ちが高揚して「よーし、やったるぞ!」と目標を立てることはあります。このときの高揚がクセモノだということです。高揚感は気持ちよさにつながりますが長続きしません。冷静になってみたときに「あれ?」となってけっきょく続かないことになるのです。もちろん他にも続かない要因があって、それらをまとめてフレームワークにしてみたんです。おかげさまで参加したみなさんからは好評をいただき、9人の方々はそれぞれに自宅で目標を立ててみるとおっしゃっていました。ちなみに、テンションまかせにしてはいけないのでその場で考えるのはNGとしました。

セミナー開催の予定

実は明確に予定があるわけではないのですが、オープンセミナーの形でフレームワーク思考や仕事術についてお伝えをしたいと考えています。場所は金沢方面になると思うのですがそれも未定。とにかく、それこそ自分自身としてちゃんと続けられる今年の目標として、何回かのセミナーを考えています。そこでみなさんにお会いして、役立つお伝えができればいいなと思っています。

今年もよろしくお願いいたします。

小さな会社でも人事制度は必要【零細企業の人材育成】

人事系コンサルタントの永江です。
今日のお話は、小さな零細企業にも人事制度、とくに評価や教育に関する制度が必要なのかどうかという内容です。
結論を先にいえば、小さな会社にも人事制度はあったほうが良いです。

人事制度の本質は個人と組織の成長にある

組織というのは成長を目指すようにしないと持続すらしなくて衰退します。継続するためには成長を考えるのが良くて、そのために従業員の成長は不可欠です。人事制度というものは何のためにあるのかというと、スタッフ個人を成長させ、それによって会社そのものが成長するためです。これは規模の大小に関わらずいえることだと思います。

個人と組織が成長しさえすれば制度は不要ということにもなりそうですが、制度なしで運用するのはおそらくうまくいきません。なぜかというと、人は自分が思っているほどにちゃんとはしていなくて、社長が考える「成長のための施策」「評価する方法」というのも同じだからです。

評価や教育には納得感が必要

ちゃんと制度化していない方法でスタッフを評価しようとすると、どうしてもどこかに不満が出てきます。「自分は自分なりに頑張っているのに評価してもらえない」とか「社長は自分の何が足りないと思っているのか分からない」とか、そんな思いを持たれて良いことなんてありません。だから制度をつくっていく中で従業員に求める要件を明文化していき、何に頑張ればいいのかを分かるようにするんです。

明文化して分かりやすくするのは評価だけでなく教育についてもです。スタッフの成長に資するもの、なおかつ会社の利益につながるものであれば積極的に会社の費用として支出をし、労働の時間として評価してあげます。そうすれば「これが会社にとって、自分にとって必要なのだ」と分かるようになり、社長の方針や考えと部下の成長の方向性を整えられます。

会社の大小は関係ない

おそらく、大きな会社であればあるほど人事制度はしっかりと構築されていることでしょう。逆に小さな零細企業だとそこまで手が回らないという理由などから人事制度がないことが多いです。たしかに目の前の発注に対応して、営業もして、となれば忙しくてたいへんです。でも、忙しいからこそ、あるいは実は、小さな会社だからこそ人事関連のことは制度化したほうが良いのです。

あなたが零細企業の社長さんで、社員の成長が会社の成長につながるとお考えならば、ちょっと考えてみましょう。あなたは、指導や教育をすることが得意ですか?得意であればそれでいいです。でも、特定の分野で起業した人じゃなければ指導や教育はあまり得意ではないはずです。だから、そこは制度化して、制度が指導や教育をしてくれるようにしておくのです。

会社のルールは会社から従業員へのメッセージになりえます。こういう働き方をしてほしい、こういう行動を仕事の中でしてほしい、そういうメッセージがルールには込められます。このことは人事制度についても同様で、上手にやっている会社は制度の中で自然に社員が成長します。大きな会社に人事制度がちゃんとあるのは規模が大きいからではありません。それが上手な方法だと知っているから制度を作っているのです。その上手な方法を小さな会社だからといって使わないのはもったいない。あなたの会社でも、ぜひ、人事制度の構築を検討してみてください。

面接での違和感を放置しない【零細企業が人材を確保するために】

人事系コンサルタントの永江です。
今日は、零細企業の社長さんが採用面接するときのお話についてです。

何がどうかと言われると困るような小さな違和感

人と話しているとなんとなく違和感を感じることがあります。論理がつながっていないけど、明確をそれを指摘できるほどでもない。言っていることが違っているけど、何がどう違うのか分からない。どこにどう違和感を持ってしまったのか分からないからこその違和感なのであって、説明ができたとしてもそれは後になってからだったりします。

採用面接をしていてもそういうことがあって、私が人事部長として面接をしていたときもありました。なんとなく感じる「ダメなんじゃないかなぁ」という思い。でも、他の面接担当者が採用の方向で考えを主張しているのに対して、こちらは言語化した反論ができないでいる。人が議論や検討をするときに言語化できない感覚は主張が弱いので、そのまま採用になることもありました。

違和感を放置してしまったケース

本当に、今になって思えば、あのときに違和感の正体を同席したメンバーにも一緒に考えてもらえばよかったです。採用したあとに分かった違和感の正体は「分かったような返事をしながら、実は分かっていないことが多い。」というものでした。面接のときの受け答えが良かったのですが、実はこちらの話をしっかり理解してのレスポンスではなかったんです。

そこに気づかなかったので、口頭による説明を理解して反応することが必要な部署に配属をしました。そして、その配属がうまくいきませんでした。あのとき感じた違和感を放置してしまったために、何人もの人が少しずつ不幸を抱えました。その後どうなったのかは伏せておきます。

違和感を追求したケース

逆に違和感を持ってそれを追求したケースですが、これは現在のクライアント企業さんでのお話です。社長さんが面接をして、何か違和感を持ったそうです。そして、それが何かを面接の中で自己追求するための質問をいくつかしていきました。違和感の正体は、業務に必要な知識について不十分であったということだそうです。「◯◯はできます」と言って応募してきたのですが、本人が思っているよりも会社が求めるレベルが高かったということです。

会社が求めるレベルと応募者が考えるレベルがズレていたのが原因です。本人はできると思って「大丈夫です」と主張していました。油断するとそのまま採用してしまいそうなケースです。でも、社長はなんとなく持った違和感を追求して、求人票に示した要件の説明がうまくなくて、どんなレベルで知識が必要なのかについて勘違いをさせていたと謝罪をし、その人は不採用となったそうです。

社長は感覚で面接をしてもよい

私は基本的に零細企業の社長であれば感覚で面接をして、感覚で判断をしていいと思っています。小さな会社の舵取りをするときに、社長が持つ感性の影響力が大きい方が良いと考えるからです。たとえばたった数人ていどの組織において、何が正解なのかを判断しづらい問題は、社長の責任で、社長の感性で判断するしかないことが多いからです。

もちろん、感性で判断して会社を傾かせてはいけません。だから、感性とともに理論や理性を加えて判断するのは当然です。でも、理論の及ばない最後の最後の部分で感性を使った判断も良いということです。

だから面接で違和感を感じたら、その違和感を信じて放置しないことも大切なのではないかということです。実際に私が放置した違和感は判断の失敗につながっています。もちろん違和感が杞憂に終わることもあるでしょう。それは違和感の正体を突き止めればいい話です。面接で違和感を感じたら、それは放置しないのが良いかと思います。

社長がみずから動く【零細企業が人材を確保するために】

人事系コンサルタントの永江です。
零細企業が人材を確保するためにどうすると良いのか。
今日は社長の行動についてです。

採用活動を人任せにしない

零細企業の社長さんと一括りにしても、その得意とするところや苦手とするところ、人柄などはさまざまです。だから、とうぜんですが、自分でやる仕事と他人に任せる仕事もさまざま。そして、人に任せる仕事の中でも、自社のスタッフに任せる場合と外注する場合などに分かれたりします。会社にとって本当に欲しいと思える人材を確保することを考えると、採用は人に任せないほうがよいでしょう。

規模が小さな零細企業では、社長の考えや理念が大切です。大企業では大切じゃないみたいな書き方ですが、従業員に与えるインパクトが大きくて、したがって事業そのものに与える効果の比率が大きいというふうに理解してください。ちょっとブレたときの悪影響。きちんと浸透しているときの好影響。それらが出やすいということです。

採用活動を他人に任せると、理念や考え方のアピールが弱まります。また、せっかくのチャンスとなる「社長さんが直接に話してくれた」と思ってもらう機会を逸することになります。もったいないです。小さな会社の社長さんは忙しい人が多いですが、採用活動は自分でやるのが良いと思います。

具体的に何をするか

人材確保のために、何を人に任せず自分でやるべきか。たとえば情報発信の内容を作ることがあります。仮に採用に関するメッセージページをウェブ上に作るとします。HTMLコーディングやページデザインなどは人に任せてよいです。さらに、文章の最終的な作成も任せてもよいです。でも、そのページで何を訴えるのかという内容そのものは社長が自分で作るべきです。そうしないと伝えたいことのニュアンスがズレてしまう可能性があります。

他には、興味をもってくれた求職者の人に直接に会うということです。会社説明や面接などは社長が自分でやりましょう。もちろん他のスタッフを同席させるのはかまいません。説明会では社長が自分の口で会社の魅力を語り、面接では社長みずから気になることを質問し、採用するかどうかの判断をします。

他にも社長が自分でやるのがよいことは考えられますが、情報発信をすることと、求職者への接触は非常に大切だと思います。

社長の魅力を磨く

なんだかんだいって零細企業では、就職活動している人がその会社に入ろうと思うかどうかについて、社長が持っている人間的な魅力は大きく影響します。つまり良い採用をするためには社長が魅力的であることは武器になります。一方で、私の体感では、ここについて自信を持っていない社長さんがけっこう多い。本当はすごく魅力的な人なのに自信を持てないという社長さんもいらっしゃいます。

自信過剰になって驕ったりするのは良くないですが、客観的に評価できる自分の魅力を知っておくことは大切です。そのために、ふだんから親交のある人に自身の魅力を教えてもらうとよいです。なんだか気恥ずかしい思いがするでしょうが、これはぜひ、やってみていただきたい。そうして、そこをブラッシュアップしつつ、表に出していくようにしましょう。

もともと持っている魅力があるとして、それそのもの、あるいは他のことについて自己研鑽をすることも大切です。人間的な魅力というのは完成形がありませんから、ある意味では死ぬまで成長途中です。そもそも人間的な魅力は高いに越したことがありませんから、ぜひ、毎日の仕事や暮らしの中で意識をしてみてください。

小手先のテクニックでは無理

人材の確保をしっかりしようとしたら、小手先のテクニックではおそらく無理です。お金をかけないような努力はできますが、手間を省くことを考えると難しくなります。だから、社長が自分で手間ひまをかける。安易に他人に任せないようにしましょう。

上手な学び方、上手な勉強のしかた

思考力トレーナーで人事コンサルタントの永江です。
先日、ある企業さんで、ある資格試験についての勉強方法をお伝えしてきました。
社員の何人かにその資格習得のための勉強をさせたいのだけれども、どの人もけっこう忙しく働いてもらっている。
だから効率よく勉強してもらうためのヒントをもらえないか、というのが社長さんからのリクエストでした。

全体像や構造を理解して勉強する

下手な勉強方法のひとつとして考えられるのが、とにかくテキストの前から順番に読んでいくというやり方です。上手な勉強方法でも実際の時系列ではそうなることが多いのですが、テキスト本文に入っていく前にやっておくと良いことがあります。それは、これから学ぶ事柄の全体像を把握して、その資格に必要な理論や情報の体系がどういう構造をしているのか知っておくことです。

全体像がわかった状態で学びを進めると、「ああ、この部分は、全体の中でこういう意味があるのだな」とか、「これは、少し前に勉強したあのことと、こういうふうに関係しているのだな」とか、情報の連携をしていけるようになります。情報はひとつひとつの単体で記憶しようとするよりも、つながりでインプットしたほうが覚えられます。だから、全体像があって、その中の各パーツとして細かな情報を入れていくのがいいです。

目次を活用しよう

全体像の把握や理解、構造をわかっておくために有効なのが目次です。以前は私も目次をすっとばして本文に入っていましたが、今はそんなことはありません。何か目的があって実用書やビジネス書を読むときには、かならず目次に目を通してから中身に入っていきます。

目次には、2〜3段階くらいの見出しがあります。その見出しを順に追っていけば、全体としてどういう主張や内容があるのか、それを構成するためのパーツとしてどういう情報があるのかが分かります。そうしてから本文を読んでいくと、全体の中のひとつひとつのパーツとして個々の情報の理解がしやすいです。

個々の要素と全体の例(簿記の勉強)

個々の要素があって全体が構成されている。それを分かって勉強するとよいという例として、簿記についてお話をします。ひとことで簿記の勉強をするといっても、いくつかの事柄と、たくさんの言葉の意味を覚えなくてはいけません。そして電卓を叩いて計算をする能力も必要になります。日商簿記3級の勉強をしようとすると、全体の構成として以下のように考えられます。

  • 会計の流れを知る
  • 貸借(左右の振分け)のルールを知る
  • 勘定科目の分類と名前を覚える
  • 正確な計算能力を身につける

教える人によって構造化の仕方はちがうと思いますが、おおよそこんな感じになっています。このことを知ったうえで「あ、自分は、いま左右の振分けについて勉強しているな」とか、「正しく間違わないように計算する練習をしよう」とか、考えられるとよいです。

中高生以上にはオススメ

ただ、こういう勉強のしかた、学び方が、どのような人にも向いているわけではありません。小学生くらいのお子さんの場合は、全体を分かってから個々の勉強をするためのベースとなる知識がまだ不足しています。特に低学年だとそれが明らかなので、いわゆる「詰め込み型」の勉強方法も必要になってきます。一時期、この「詰め込み型」の勉強が世の中で批判を浴びましたが、小さい頃には絶対に必要だと思います。

中学生から高校生くらいになってくれば基礎的な知識や考え方も身につくので、だんだんと、全体理解から始める勉強の仕方が向いているようになります。まっとうな学習をして普通の社会的知識を身に着けていれば、大人になったらもう間違いなくこれです。いまになって思えば、中学校のときの勉強や大学受験のための勉強も、こういうやり方をしておけばよかったと思います。そうすれば、もうちょっと……。

学校の先生は、今やっていることが何につながるのか教えてくれません。特に高校の先生は、その教科そのものが好きだった人が多いから、それが何にどうつながっていくのか発展していくのかに興味がないんですね。そういう意味では、学校の先生以外の大人と接するのは子供にとって重要なことなのではないでしょうか。

具体的な能力と抽象的な能力【零細企業の人材育成】

人材育成コンサルタントの永江です。
小さな会社で人材を育成するためのお手伝いをしています。

具体的な能力と抽象的な能力

これは私が勝手に使っている言い方なのですが、仕事に必要な能力を大きく2つにわけて、具体的な能力と抽象的な能力と呼んでいます。他のところでは通用しない言い方だと思うので、ここにかぎった言葉の定義として考えてください。具体的な能力とは、その業種のその職種に必要なスキルや知識のことです。たとえば、経理事務職の人にとっての簿記の知識やPCを使った入力作業のスピードなどです。これに対して抽象的な能力とは業種や職種にかぎらず有効なスキルなどのことで、たとえば論理的に考える力や、人づきあいの上手さなどです。

ただ、ある職種にとって具体的な能力であっても、実はそれが他でも有効な抽象的な能力となることもあります。逆に、一般的には抽象的な能力となることであっても、ある特定の職種をその職種たらしめる具体的な能力になることもあります。つまり、何が具体で何が抽象かというのは場合によってかわってくるし、それぞれに具体的に分類がされるようなものではないということです。

たとえば介護福祉事業所の具体的な能力

介護福祉事業書を例にして考えると、具体的な能力とは介護に直接的に役立つスキルになります。たとえば、ベッドに寝ている利用者さんの体の向きをかえる動作、その能力。高齢者介護を仕事としてやっていくために必要な高齢者の体についての知識。こういうものは介護福祉事業所において求められる具体的な能力です。

具体的な能力は直接的にその仕事に必要な能力なので、それがなければ始まらないし、職業訓練や資格試験などで中心的な項目として挙げられます。そして、なぜそれが必要なのかが誰にでも分かりやすいものとなります。

たとえば介護福祉事業所の中傷的な能力

反対に抽象的な能力はその仕事じゃなくても有効な能力であり、場合によっては、なぜその仕事に必要なのか分かりにくかったり、なくてもその仕事じたいは成り立つようなものです。でも、あるに越したことはない、という感じです。

たとえば介護福祉事業所において、論理的な思考は抽象的な能力になります。介護のノウハウを完璧に記憶して、動作としても実行できる能力があれば、職場で論理的な思考を発揮する場面がないかもしれません。でも、あるに越したことはありません。ちゃんとノウハウをマスターしていれば、なくても介護の仕事じたいは成り立つかもしれません。でも、あるに越したことはありません。

抽象的な能力を伸ばす必要があるかどうか

いわゆる即戦力としての成長を期待するならば、ぜひとも具体的な能力を成長させるべきだと思います。それが仕事の質や効果に現れやすいものですからね。介護の腕前がアップすれば、介護の仕事の質が上がったことと同意のはずです。

では、直接的に役に立つわけではない抽象的な能力は、伸ばす必要がないのかというとそうでもないと思います。パッと考えると役に立つのかどうか分かりにくい能力であっても、多くは間接的に仕事の役に立ちます。そして、抽象的な能力が高い人ほど、応用的に仕事の質を高められるし、これまでになかった角度から仕事を見つめられるように感じます。特に、停滞感のある職場では、抽象的な能力が現状を高いするために役に立つ可能性が相対的に高いのではないでしょうか。

緊急性が低いけど重要なのが抽象的な能力

優先度を考えるフレームワークの中で、「緊急度が高いけれど重要度が低い」という項目と、「緊急度が低いけれど重要度が高い」という項目の比較の話が出てきます。緊急度の高さに目が行ってしまってそっちを先にやりがちだけど、重要なことは緊急度が低くても先にとりかかるべきであるという考え方です。抽象的な能力といっているものの中には、緊急性が低いのに意外と重要性の高いものが潜んでいます。どれがそれに該当するのかはケース・バイ・ケースですが、重要度の高い抽象的な能力を見落とさないようにしてください。