中学生の勉強方法 国語その2

思考力トレーナーの永江です。

中学生のお子さんがいるお父さんとお母さん、
子供にどのような方法で勉強をさせていますか?

先日、中学生が国語の勉強をする中で、
漢字を覚えるためには、読んで、書く、ということが必要だと
このブログに書きました。

では、読解力を身につけるためには
どのような学習方法が良いのでしょうか。

 

実はこれも「読む」ことが大切になってきます。

「いや、読んだときに分かるようになるにはどうしたらいいの?」
と、ツッコミを入れられるような気もしますが、
小手先の方法ではなく、
本当に純粋に「読む」ことによって読解力が向上していきます。

 

ただし、できれば声に出して読むことと、
同じ文章を何度も繰り返して読むことが大切なので、
この2つを徹底させるようにはしましょう。

 

文章、または、言語といってもいいのですが、
これは「音」と密接な関係があります。
音のない言葉はありませんよね。
脳の理解では、言葉は音なのです。

したがって、
目で追うだけの読み方だけではなく、
しっかりと声に出して口と耳を活躍させるのが大切なのです。

思春期では恥ずかしがったりすることもあると思いますが、
能力の向上が確認できるまでの間は声に出させた方が良いです。

 

それをどれくらい繰り返すのかというと、
最低でも5回、できれば10回です。

なんとなく日本語での会話ができている年齢ですから、
一度だけ読めばそれなりに理解できるような気がして
同じものを繰り返し読むのが苦痛になるかもしれませんが、
慣れてくれば、すなわち読解力の成長が生まれてくれば
それほど苦にはならないはずです。

また、慣れてきた頃には国語の力が伸びているはずなので、
繰り返す回数を減らしても大丈夫かもしれません。

 

これは大人にも言えますし、
おそらくすべての人にとって当てはまるのですが、
1つの文章を1回だけ読んだらバッチリ理解したことになるかというと、
意外とそうではありません。

何度か繰り返して読むうちに、
最初の頃には気づかなかったことに、ハッと思い当たることがあります。

 

もちろん、読解力の高い人であれば少ない回数で済むのですが、
いま考えたいのは、まだまだ伸びて欲しい中学生ですから、
繰り返し読むことによって必ずその能力は向上します。

 

やり方は簡単なのです。

このように、声に出して繰り返し読む。
それだけです。

でも、これは、
最低でも3カ月、長ければ半年くらい続けないと効果が実感できません。

そんな面倒なのは嫌だとか、
子供に続けさせるのが難しいという人は諦めてください。

 

ここが一番のポイントかもしれませんが、
確実に能力が向上する方法は、地道な努力の継続です。

そこに工夫がプラスさせるとベストなのですが、
国語の読解力を上げるための工夫とは、
「声に出す」ということです。

したがって、繰り返しになりますが、
声に出して繰り返し読む。

この学習方法が一番なのです。

 


 


作文:ちゃんと「受け」られる形にする

思考力トレーナーの永江です。

あまり上手ではない文章をある場所で見かけました。
同じようなパターンのものを他でも見たことがあるので、
誰でもやりがちなことかもしれません。

その文章をそのままここに書くわけにはいかないので、
同じパターンの良くない事例をひとつ紹介します。

 

『僕の習慣は、とても眠い朝も、自分の健康のために、頑張って起きて、ジョギングをしている』

 

区切りを分かりやすくするために読点(、)を入れていますが、
本来は無くても問題ないと思います。

この文章は、なんとなくおかしいです。
どこがおかしいのかというと、
『僕の習慣は』という部分を「受け」られる形の文言がその後に無いのです。

『僕の習慣は』と書き出したら、
その後のどこかに『◎◎です』や『◎◎だ』という形を作って
『僕の習慣は』を「受け」なくてはいけません。

おそらく『僕』の『習慣』はジョギングなのだと思われますが、
『◎◎をしている』という形では「受け」られないのです。

受けられない形の文章

これを以下のように変更すると問題のない文章になります。

 

『僕は、とても眠い朝も、自分の健康のために、頑張って起きて、ジョギングをしている』

 

最初の部分が『僕は』という形であれば
『ジョギングをしている』という部分で「受け」ることが出来るので
おかしなところが無くなるのです。

受けられる形に直した文章

 

文章が長くなると、「受け」を必要とする部分が増えて複雑になり、
正しい形で繋げることを忘れてしまうことがあります。

この事例の場合だと、
間に入る他の部分を省略してしまえば気づくはずですよね。
2つの文言の距離が長くなっているのが間違いの原因になっていますが、
他の部分も『ジョギングをしている』という言葉に対しての関係性は同じなので、
順番を変えても他のところでミスをするかもしれません。
したがって、いちばん最初の箇所を直してみました。

 

たぶん、口頭表現ならなんとなく意味が通るのでスルーされると思いますが、
文章にすると違和感があって気持ち悪いものになります。

そんなことにならないように、
あなたの書いた文章、「受け」がうまくいっているかいちどチェックしてみてください。

 

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それを上手くキャッチするための情報源にしてください。
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文章を書くときの、ちょっとした心構え

思考力トレーナーの永江です。

今日は文章を書くときの、ちょっとした心構えについてです。

 

今年に入ってから、文章を書くお仕事をいただいています。
以前から少しだけ、おつきあい程度にはしていたのですが、
あるていどまとまった業務として依頼をされるようになりました。

文章を書くには、まず書くべき内容について、
情報を集めないといけません。

例えば、健康食品についての紹介文を書くとしたら、
その食品についての情報をたくさん集めます。
良い情報も、悪い情報も、
商品紹介ではウリ文句だけを拾おうとしがちですが、
そうではなくて、
どんなことでも情報として拾っていきます。

 

なぜ、悪いことも拾っていくのかというと、
他の要素と組み合わせると良いことになるかもしれないからです。

たとえば、値段が高いということはネガティブな要素になりがちですが、
値段が決まる理由の中に、
とても高価で手に入りにくい原料を使うから、ということがあるかもしれません。

そうなれば、高額であることはデメリットではなく、
それだけ良いものであるということの現れなだけになります。

 

逆に、良いと思っていたことがそうでもなかったり、
悪いことがやっぱり悪いままだったりすることもあります。

しかし、全体として良い文章を書いていくためには、
無駄になって捨てるものがあるかもしれないけれども、
あらゆる情報を集めておいて、
それらを適切に組み上げていくことを考えるのです。