高校入試まで、あと4ヶ月ほど

思考力トレーナーの永江です。

加賀市の湖北地区で学習指導教室「こほく寺子屋」を運営しています。
ひらたくいえば学習塾のようなものです。

 

さて、私は指導している子供たちは小学生から中学生までですが、
いよいよ中学三年生にとっては受験勉強が佳境となる季節に入りました。

残りはわずかに4ヶ月です。

この時期になってきて、生徒さんたちがちょっと困るのが、
受験対策の勉強を優先すべきなのか、学校の定期テストの対策を優先すべきなのか、
その判断についてです。

私のところに通っている子たちからも、そういう相談を受けます。

 

私の希望としてはどちらもやってほしいのですが、
「どっちもやっていこう」というと、ほとんどの子が
「時間がない~」と返してきます。

実際にどれくらい時間が不足しているのか定かではないのですが、
実は時間の過不足が問題なのではなく、
「あっちもこっちもやらなくてはいけない状態」が精神的にキツイのだと考えています。

 

したがって、実際に時間のあるなしはあまり確認しないで、
「今週はこっちをやろう」「来週はあっちをやろう」というふうに、
あるていど短めの期間を切って、どちらかに集中するように指導します。

もちろん、どっちをやろうと結局は中学校で学ぶ範囲のことなので、
しっかり身につければそれが受験対策になっていきます。

だからこそ、両方をやるのが理想なのですが、
結果的に両方をしっかりやってもらうために、「今はこっち」と指導する作戦をとっています。

 

あれもこれもという状態は中学生世代にはまだまだ精神的な負担になります。

受験生のお子さんを持つ親御さんは、ちょっと参考にしてみてください。

「講師のための反面教師」Amazonの電子書籍

思考力トレーナーでフリー講師の永江です。

Amazon KINDLE用の電子書籍にて、新たに出版いたしました。
↓こちらです。

 

自分が講師のお仕事をさせていただいているときに、
「こうはなるまい」と思いながらやっていることがあります。

他の講師の方がやられているセミナーに参加してみて、
「この先生はダメだな」と思うことがあります。

知り合いから
「◯◯さんっていう方の講座を受けたけど、良くなかった」
という話を聞くことがあります。

友達どうしで知っていることを教え合うなら、単に知っているだけでいいです。
しかし、
プロの講師または教師として人に教えるならば
教える内容とともに出来ていなければいけないことがあるはずです。

そういうことをお伝えできればと思って、
反面教師になりそうな事例を紹介しています。

 

「サクッと読める」とあるようにボリュームはそれほどではありません。
価格もマンガ単行本より安いレベルなので、気軽に読んでみてもらえればと思います。

 

それにしても、
電子書籍の出版は簡単に出来るものですね。
Microsoft の Word が少し使える人なら、
完全に他人の手を借りない状態で自分でできると思います。

問題があるとすれば校正をしてくれる人がいないことくらいなので、
それは信頼のできる身近な人に頼めばいいのかな、と思います。

こうやって自分の考えを世の中に残しておけるというのは
ありがたいことです。

ということで、以下の電子書籍、
ぜひ、いちど読んでみてください(しつこい)。

 


 


数学(算数)と国語が基本だと考える理由

思考力トレーナーの永江です。

私は、小中学校の教科の中では、数学(算数)と国語が基本だと考えています。
おそらく、少なくない数の「先生」たちが同様の意見をお持ちだとも思います。

その理由はというと……

 

数学は、その名前のとおり「数」を扱う学問だと考えられがちですが、
実は、この世の摂理の基礎を学ぶ教科です。
この世の摂理は誰にも動かせない絶対的なものです。

ちょっとおおげさに書きましたが、
それくらいに、他の教科にも影響する大事な基礎理論が教科の中に盛り込まれています。
「数」というのは、そのうちの1つにすぎません。

何かの最小単位を「1」と定義し、それが同じだけあると全体で「2」。
そういった定義をもとに数の仕組みを理解し、考える。
図形の成り立ちや特徴、定理などを考えることによって、
空間把握のセンスや理論を身につける。
理論的な話を理解するために、あるいは自分が考える理論を成立させるために、
順序だてて文章を読解し、説明を組み立てるという演習を繰り返す。

こういう機会を得られるのが数学(算数)を学ぶということです。

 

国語は、我が国においては日本語を学びます。
ひらがな、カタカナ、漢字、この3種類の文字をおぼえ、
日本人どおしの意思疎通に欠かせない日本語を習得し、習熟させていきます。

文法の勉強は、論理的にものごとを考えるのが好きなタイプには
効率よい言語学習を支援するツールとなります。
詩的な表現に触れることは、
感受性を豊かにし、左右の脳全体で思考する機会を増やしてくれたりします。
古文や漢文を勉強することによって、
長い歴史の中でも変わらない価値観を学ぶことがあるかもしれません。

おそらくほとんどの日本人が死ぬまで使い続けるツールが日本語です。
社会で生きていくために必須の知識であることは間違いありません。

 

昔からよく言われるのですが
「学校で勉強していることなんて、社会で役立つことが何もない」
という、教科内容に対しての否定的な意見があります。
「因数分解なんて大人になってから使ったことない」
こんな言い方もよく耳にします。

しかし、
原則を理解し、それにしたがって論理的に考えること、
それは抽象的ですが普遍的に必要な「脳の使い方」です。

いろいろな文章形態に触れることは、
さまざまな状況において正しいコミュニケーションを図るために有効です。

誤解を恐れずに書いてしまえば、
小中学校で国語や数学(算数)の成績が悪かった人で、
そのあとで挽回するような学習をしてこなかった人は、
考えが浅かったり、コミュニケーションのミスが多かったりします。

もちろんそういう人ばかりではありませんが、少なくないと感じています。

国語、算数、数学、これらをしっかり勉強していれば、
論理的に考え、深く思考し、それらを他者としっかり共有する、
そういうクセが自然と身につくと思います。

そして、それらが出来ているならば、理科や社会科、英語にも良い影響があるはずです。
理科には数学的な問題が多く出てきますし、
社会科の内容は(当たり前ですが)国語で表現されています。
日本語がまったくダメでも英語教育は可能だと思いますが、
効率は決して良くはならないでしょうね。

 

このようなことから、数学(算数)と国語が基本だと私は考えているのです。

 


 


中学生にとって宿題とは何か

思考力トレーナーの永江です。

地元の地区会館の一室をお借りして、小中学生向けの学習指導もしています。
加賀市には、地元民が利用できる地区会館という施設があって、
とても重宝しています。

 

学習指導をしていると
生徒さんの宿題の「めんどうをみる」こともあります。
中学生が
「先生、宿題のワークで分からないところがあるから教えて」
と、訊いてきたり、
「今日は、宿題のプリントをやっておきたい」
と、その日の学習内容を自分から申告してきたりします。

世の中の一般論として、宿題をなかなかやらない子もいますが、
その理由はといえば、「なんとなく面倒くさい」というのが多いのではないでしょうか。
部活が忙しくて時間がないとか、ゲームやマンガに時間をとられるとかもありますが、
基本的は、宿題を「面倒くさい」ものとして考えているのではないでしょうか。

 

正直にいって、学校の先生が出される宿題の中には、
その学習効果のほどが疑われるものが少なくありません。
単に義務作業となっていて、勉強の役に立たないと思われる内容も見受けられます。
それでも、親御さんは宿題をしろと言うし、
宿題をしないと先生に叱られるから、「やらなくてはいけない」という意識は、
どの生徒さんも持っているようですね。

会社勤めをしていたころの私は、
学習効果の低い、そのような宿題はしなくてよいと言っていました。
今でも、本当はそう考えています。
その時間があったら、本当に身になる学習をする時間をつくるべき。
そう考えているのです。

ただ、
やはり宿題をしないことは生徒さん本人にとっては、
あまり良くないことのようです。
学校で、家で、叱られる。
内申点に影響するのであれば、ことは進学にも及びますからね。

 

ということで、
今では、なるべくポジティブに宿題を捉えるように考えて、
私が指導している生徒さんにもそのように伝えています。

中学生は、まだまだ自分に合った学習方法を身につけている子が少ないです。
だから、自分で考えて身になる勉強をしようと思っても、
的外れになってしまうことも珍しくないと考えられます。

宿題というのは、そういう状況にある中学生にとって、
学習する機会と、勉強の仕方のヒントを与えてくれるものだと考えましょう。

前者はひたすら宿題をこなそうとすれば成立します。
ただし、漫然とはやらずに、しっかり集中しなければいけません。
後者は、さらに自分で考えよう、感じようとしなければ成立しないのかもしれません。
この宿題をやることによって「覚える」ことが進んだか。
「理解する」ことが進んだか。「問題を解く」チカラが身についたか。
そういうことを自分で考えるのが理想的だと思います。

考えて感じた結果として、
「あの先生の宿題は、自分には役立たないな」と思ったならば、
そのときは、やらなくてもよい、と思います。
ただし、胸を張って自分でそう主張しなくてはいけません。
それは中学生にはなかなか難しいでしょうから、
親御さんがフォローしてあげられるといいでしょう。

 

一方で、
面倒な宿題でも、意味があろうとなかろうと、
社会に出てからの仕事の練習としてこなしたほうが良い、
という意見をいただいたこともあります。
たしかに、
社会に出てから与えられる仕事というものには、
否応なく従わなくてはいけない側面もありますからね。

もし、親御さんがそう考えて子供に宿題をさせるのであれば、
しっかりとそのことを説明して、やらせるのは良いと思います。

一番にダメなのは、
とにかく「やらなくてはいけないから、やりなさい」という姿勢です。
思春期の子供は、そういう理屈の無い「指令」を嫌うことがあります。
説明できないのであれば、親御さんにとっても考える機会にしてみてください。

 

漫然とやっていてはもったいないのが宿題であって、
それは生徒=子供にとっても、親御さんにとっても同じなのかもしれません。

せっかく学校の先生が出してくれた課題ですから、できるだけ有効に活用しましょう。

 


 


コラーニングという考え方

思考力トレーナーの永江です。

コラーニングという言葉をご存知でしょうか。

お肌のうるおいとかではありません。
コラーニングです。

「コ」と「ラーニング」に分けられます。
英語でつづると、co-learning となりますね。
ハイフンは要らないと思いますが。

この接頭辞としての「co」には、
「共に」とか「共同しての」という意味があります。
つまり、コラーニング(colearning)は、共同しての学びという意味合いの言葉です。

 

同じような言葉で「コワーキング」というものがあります。
こちらの方が知られていると思いますが、
「共同で働く」という意味から「ビジネスを共同で実行する」というニュアンスがあります。

コワーキング・スペースといえば、
SOHOや自営業の人たちが集まって仕事ができるオフィススペースで、
ただ空間を共にするだけではなく、ビジネスを共有することまで想定されています。
(もちろん、単純に空間を共有するだけのこともあります)

 

コラーニングの意味としては学びを共有するということになります。

古い形の学びは一方通行といってもいいかもしれません。
先生や師匠の立場の人から、生徒や弟子に対して教育が行われます。
基本的な学校やセミナーなどはこういう形態になっています。

それに対してコラーニングの考え方は、
場を共有する人たちが、お互いに教え合い、学び合うというものになっています。
誰かが一方的に知っていることを伝えるのではなく、
あるときは教えてもらい、あるときは教えてあげる。
そして、ときには対話や議論によって集団でまるごと学びを生み出す。

そんなイメージを持った言葉です。

 

コラーニングには場所が必要ですが、
インターネットが発達した現代ではバーチャルなものも考えられます。
ネットの掲示板で議論をしながら学び合うことも可能ですよね。

しかし、
リアルに顔を合わせてお互いに学びを得るというのは、
ネットでのやりとり以上に価値を生むのではないかとも考えられます。

たとえば学習塾では、先生が生徒からも学びを得ます。
師匠は教えるだけの存在ではなく、弟子と接することで学ぶこともあります。
そういうのは、実際に顔を合わせて話をして、
相手の表情を見ながら、呼吸を感じながらの方が良いのではないでしょうか。

 

コワーキング・スペースというものがいろいろな場所に出来てきたように、
コラーニング・スペースというのもこれから増えていくと予想しています。

私塾はそういう役割を担いうる存在でしょう。
大学などではすでに取り組んでいるところもあります。
自治体が主催する学びのイベントでは、
コラーニングの精神が盛り込まれているケースが増えてきました。

究極的には世代の壁を超えて学び合いが生まれるのがいいと思います。
子供から学べることが多くあるのはたくさんの大人が知っています。
子供の年代によってその内容も違ってきますから、
いろいろな世代が集まるコラーニング・スペースがあれば素敵ですよね。

北陸、石川、金沢、小松、加賀……、
そういう場所がどんどんと生まれるといいなと思います。

そして、実はそういう計画がひとつ進行しています。
そのうちにご紹介できると思いますが、もうちょっとお待ちください。

 

追記(2016/08/20)
その後、コラーニング・スペースの机カフェさんで、思考力セミナーを何度か開催させていただいています。
デキる塾
9月は、「仕事と暮らしに使えるフレームワーク思考」というテーマで、思考の枠組みについて体験していただきます。

 

追記(2015/03/11):その後……

その後、金沢でコラーニングのスペースの企画が具体化してきました。
私が業務上のお手伝いしているパトリさんが、
金沢市保古に新しいタイプの学びの場をオープンさせます。
まさにコラーニングな空間として運営されているこの場所は、
春のオープニングイベントを企画中で、私も楽しみにしています。

コラーニング・スペース「机カフェ」 解説準備日記

 

さらに、その後に、パトリさんのサイトで
コラーニングスペース『机カフェ』を紹介するページが出来たようです。
こちらもぜひ、ご確認ください。

春休みのオープニングイベントは、どれも楽しそうですね。
( ^ー゚)b

 


 


歴史の勉強は現代からさかのぼりたい

思考力トレーナーの永江です。

これはずっと以前から考えていたことで、
ひょっとしたら学生のころから思っていたかもしれません。

それは、歴史の勉強は現代からさかのぼる方が良いということです。

 

通常の勉強方法だと、
歴史の授業は人類誕生の頃から年代順に進んでいきます。
世界史などで中国大陸の話をしてからヨーロッパの話に移るなどの場合に、
多少の時間的な前後はあります。
でも、やはり基本的には過去から少しずつ現在に近づいてくる学び方です。

私が主張するのは、現代から逆にさかのぼっていくので、

◎◎が起こりました
その背景には●年前の△という出来事がありました

というふうに、考える順番が逆になっていきます。

この手法のメリットは、現代に暮らす自分たちをスタートラインとして
リアリティのある物語として歴史を考えられることにあります。
自分たちの父母や祖父母が生きてきた時代が
どういう社会であったのかから勉強していくことになるのです。

 

この勉強法ができない大人の事情もありそうな気がするのですが、
それでも時代をさかのぼる学び方のほうが頭に残ると思うんですよね。
少なくとも「知ろう」とするモチベーションが高まるようには思っています。

もちろん、
そもそも勉強嫌いの子どもにとっては、
どんな順番で勉強しようと関係ないのかもしれません。
それでも、結果を認識してから、その原因を探るようなこの手法は、
他の教科にも良い影響を与えるような思考力につながる気がしています。

 

学校で勉強する内容は、科目ごとに独立してしまっていてはもったいないです。
他の科目とも連動しながら有機的な学びを得られるのが理想でしょう。
歴史の授業においてそのことをもっと充実させるためにも、
「さかのぼり学習」がお奨めだと考えているのです。”

 


 


中学生の勉強方法 数学その2

思考力トレーナーの永江です。

中学生のお子さんがいるお父さん、お母さん。
子供がノートに図形を描くときに奇麗に描けているでしょうか。

数学は理論の教科ではありますが、
一方で、感覚的な理解が非常に大切でもあります。
図形を描くときにも丁寧にやらせてあげましょう。

 

例えば、中学校1年の数学では、比例と反比例のグラフを描きます。
比例のグラフは直線なので定規を当ててスーッと線を引きますが、
反比例は曲線になるので、
いくつかの点を置いてからそれをなぞるように描いたりします。

このときに、
なるべく本来の反比例の曲線に近い方が、
描いた本人が「反比例のなんたるか」を理解しやすいです。

仮置きした点を直線で結んではいけないように、
正しくない曲線は認識を不正確なものにしてしまいます。

 

反比例の曲線はまだ比較的にラクな方ですが、
面積や角度の問題を考えるときに、
不正確な図形を描いていると正確な思考の妨げになります。

あらかじめ図形が示されている場合はまだ問題が小さいですが、
自分で図を描いてみないといけない場合には、
正確なものが表現できるかどうかはとても大切です。

 

したがって、
計算問題に取り組むのと同じような重要性をもって
上手な図形が描けるようになるのが理想です。

具体的には、
なるべく正確な円や円弧が描けること

なるべく真っすぐな直線が引けること
そして
直線をなるべく正確に等分すること
この3つがまずできるようになると良いです。

 

下手くそな図形を描くと
その中に隠されたヒントに気づきにくくなるのでもったいないです。

 

では、どうすると上手に描けるようになるかといえば、
それはひたすら練習です。

でも、ただ線や円を描いていても面白くもなんともないので、
本当は小さいころからお絵かきを好きにさせるのが良いのです。

時計の絵を描いてみる
紙の上に線路を引っ張ってみる
お父さんの顔を描いてあごの曲線を引く
お母さんの顔を描いて目鼻のバランスを練習する

 

こんなところにも、
実は将来に役立つちょっとしたトレーニングがあるんですよ。

 


 


中学生の勉強方法 数学その1

思考力トレーナーの永江です。

中学校になったとたんに数学でつまづいてしまって成績が落ちた。
そんなお子さんをお持ちのお母さんには、
ぜひ、この方法を試してみてほしいです。

中学生、特に1年生がやるべき数学の勉強方法です。

 

小学校の高学年から中学校にかけては、
単に数や図形を組み合わせて変化させるだけでなく、
なぜそうなるのかという理論を考えさせることが多くなります。

一方で、
記号や符号の定義や意味などを
正しく理解して「覚えておく」ことも求められます。

例えば、+(プラス)とは加えることや0(ゼロ)より大きいことを表し、
乗除(かける、わる)は加減(たす、ひく)よりも優先する、
などといった、覚えなくてはどうしようもないことがあります。

 

覚えなくてはどうしようもないことは、
その内容は簡単なのですぐに「分かった!」と思ってしまいます。
しかし、単なる定義などは簡単に理解(分かった)できるので、
分かって当たり前です。

大事なことは、分かることではなくて、
次に使うときに覚えていることです。

 

では、このような、
定義やルールはどうやったらちゃんと覚えられるかというと、
それは繰り返しそれを使うようにするしかありません。

 

数学は応用力の教科だと思われているのですが、
ベースになるルールは覚えなくてはしょうがないので、
体に染み込ませるようになんども繰り返し使って覚えます。

特に、中学校1年でつまずく子供は、
1学期で学習する基本ルールの習熟が不足しています。

だから、基本となる計算の問題を中心にして、
何度も繰り返して演習をすることで、
「分かった」を「覚えた」にして、
そして、体に染み込んでいるから自然にできるという状態を目指します。

 


 


中学生の勉強方法 国語その2

思考力トレーナーの永江です。

中学生のお子さんがいるお父さんとお母さん、
子供にどのような方法で勉強をさせていますか?

先日、中学生が国語の勉強をする中で、
漢字を覚えるためには、読んで、書く、ということが必要だと
このブログに書きました。

では、読解力を身につけるためには
どのような学習方法が良いのでしょうか。

 

実はこれも「読む」ことが大切になってきます。

「いや、読んだときに分かるようになるにはどうしたらいいの?」
と、ツッコミを入れられるような気もしますが、
小手先の方法ではなく、
本当に純粋に「読む」ことによって読解力が向上していきます。

 

ただし、できれば声に出して読むことと、
同じ文章を何度も繰り返して読むことが大切なので、
この2つを徹底させるようにはしましょう。

 

文章、または、言語といってもいいのですが、
これは「音」と密接な関係があります。
音のない言葉はありませんよね。
脳の理解では、言葉は音なのです。

したがって、
目で追うだけの読み方だけではなく、
しっかりと声に出して口と耳を活躍させるのが大切なのです。

思春期では恥ずかしがったりすることもあると思いますが、
能力の向上が確認できるまでの間は声に出させた方が良いです。

 

それをどれくらい繰り返すのかというと、
最低でも5回、できれば10回です。

なんとなく日本語での会話ができている年齢ですから、
一度だけ読めばそれなりに理解できるような気がして
同じものを繰り返し読むのが苦痛になるかもしれませんが、
慣れてくれば、すなわち読解力の成長が生まれてくれば
それほど苦にはならないはずです。

また、慣れてきた頃には国語の力が伸びているはずなので、
繰り返す回数を減らしても大丈夫かもしれません。

 

これは大人にも言えますし、
おそらくすべての人にとって当てはまるのですが、
1つの文章を1回だけ読んだらバッチリ理解したことになるかというと、
意外とそうではありません。

何度か繰り返して読むうちに、
最初の頃には気づかなかったことに、ハッと思い当たることがあります。

 

もちろん、読解力の高い人であれば少ない回数で済むのですが、
いま考えたいのは、まだまだ伸びて欲しい中学生ですから、
繰り返し読むことによって必ずその能力は向上します。

 

やり方は簡単なのです。

このように、声に出して繰り返し読む。
それだけです。

でも、これは、
最低でも3カ月、長ければ半年くらい続けないと効果が実感できません。

そんな面倒なのは嫌だとか、
子供に続けさせるのが難しいという人は諦めてください。

 

ここが一番のポイントかもしれませんが、
確実に能力が向上する方法は、地道な努力の継続です。

そこに工夫がプラスさせるとベストなのですが、
国語の読解力を上げるための工夫とは、
「声に出す」ということです。

したがって、繰り返しになりますが、
声に出して繰り返し読む。

この学習方法が一番なのです。

 


 


中学生の勉強方法 国語その1

思考力トレーナーの永江です。

中学生のお子さんがいて、
その子の成績が勉強時間のわりに伸びないという人は、
ちょっと勉強方法をみなおしてみてはいかがでしょうか。

 

中学生になると、
おぼえるべき漢字の数が一気に増えます。
義務教育の最後になる3年間なので、
中学生の間におぼえた漢字に小学生でおぼえたものを合わせると、
これで、いちおう社会に出て恥ずかしくない状態になる、という設定です。

しかし、
この大量におぼえなくてはいけない漢字の勉強方法が、
相変わらず、何度も同じ字を繰り返して書くという
昔ながらの書き取りドリルが中心になっているように思われます。
これは好ましくありません。

 

中学生というのは、
すでにあるていどの国語力を身につけていて、
自分の頭で文章を組み立てるようになっています。

作文が苦手な子供でも、
普段の会話では大人と同じように日本語を使い、
書くのが苦手なことはあっても、
そもそも言語表現はかなりの能力を身につけているのです。

 

せっかく身につけた言語表現を
国語の勉強に使わないというのはもったいない。

漢字をおぼえるためにも、
積極的に文章という形態を使いましょう。

 

具体的には、
長めの文章のなかでおぼえる漢字を使った文章を読みます。
なるべく音読がいいですが、周囲が気になるのなら無理はしません。
そもそも教科書にはその漢字を使った文章が載っているので、
文章をおぼえてしまうくらいに何度も読みましょう。

さらに、
現代ではインターネットを使って、
その漢字を使った文章を簡単に見つけて来られます。
読み方が復数あるものについてはそれぞれの読み方で、
いろいろなパターンでの使われ方に触れられます。

 

それらをたくさん読んで使い方を理解したならば、
次は自分で文章を考えてその漢字を実際に使ってみます。

より実践的に使っていくために、
たくさんたくさん、作文をしていくのが理想的です。

 

そもそも漢字をおぼえたいのは日本語教育の一環なので、
ちゃんと前後の脈絡のなかで勉強した方がいいのです。

だから、いっぱい読む。
そして、たくさん書く。

 

学校で行われている指導では、
書く機会と書いたものをきちんと評価される機会が少ないので、
なるべく意識して文章を書く時間を設けると良いでしょう。