逆説的、志望動機の活用方法

人事系コンサルタントの永江です。
コンサルティングのお仕事とあわせて、講師としてのお仕事をいろいろとさせていただいています。
就職のための訓練に参加している人たちむけの先日の講座でこんなお話をさせていただきました。

志望動機はとても大切

就活支援講座の中に、志望動機の書き方という項目があります。履歴書に書いたり、職務経歴書にも同様の内容を書いたり、面接では初めの方の段階で質問されたり、とても大切なもののひとつです。

雇用する側からすれば、求人内容のどういうところに応募者が興味をもち、どういう価値判断で応募をしてきたのかをはかるものです。また、本人の特性やスキルと求人内容がマッチしているかどうかを簡易的に確認することも可能になる問いかけでもあります。採用に至るかどうかは端的にいえばマッチングなので、とても重要なアピール材料にもなります。

普通は応募先を決めてから書く

志望動機の中に何を書くかといえば、「会社、仕事内容、それらのどこを気に入って応募したのか」というのが一般的です。ということは、通常であれば、応募する企業を決めてから書きます。どんな会社でどんな職場なのか、どういう仕事内容なのかは、求人情報を見ないと分かりませんし、「志望する!」と思ってから、その理由がどこにあるのかを書くことになるからです。

しかし、こんな方法で、具体的な志望先を決める前にも活用ができるのではないかと考えました。

仮想の志望先を決めて、そこに志望する理由を書いてみる

その方法とは、仮想的に志望先の企業と仕事内容を考えて、そこに志望するとしたらどうしようかと考えて志望動機を書くというものです。そして、その仮想の志望動機をもとに、それにマッチする求人を探すという方法です。

本来の使い方ではないので否定される方もあるかもしれません。でも、そもそも求人探索をするときにボヤーッとなんとなくやっている人がときどきいらっしゃいます。そういう人にとっては、「どんな求人が良いのか」ということをいったん明確にする道具になると思います。そういう使い方もあっていいのかもしれないと考えての提案です。

「ここに応募しよう!」と思った実際の求人に対しては、仮想で書いた志望動機は修正する必要もあると思います。それはもちろんすればよくて、あくまでも仮想は仮想にすぎません。修正するとしてもゼロから書くよりは速く書けるでしょう。そういうメリットも少しだけありそうです。

現在、就職活動をしているという人は、どうせ履歴書の準備は必要なのだから、ちょっと試してみていただけるとよいのではないかと思います。