ノートの書き方、メモのとり方

思考力トレーナーの永江です。
以前にもブログ記事として書いたことがありますが、ノートの書き方はなんでもいいというわけじゃないというお話。

たとえば中学生のノートの個性

たとえば中学生の学習ノートを見ると、書き方はその子の性格も反映してか、本当にさまざまです。ビッチリ隙間なく埋めている子もいれば、自由奔放にあっちこっちに文字が踊っているものもあります。特に、板書用ではなく自分が自由に使えるものだと、その違いはむしろ見るのが楽しくなるほど大きいです。

大人が仕事で実施するメモとりも様々

仕事で電話をとることがある人は、メモをとる機会も同時にあると思います。あるいは、上司からの指示を聞きながらメモをとるということもあると思います。そのときもやはり人によって個性があります。中にはあとで見るとさっぱり分からない状態になっている人もいます。逆に、他人が見てもすごく読みやすく、キレイな文字で読みやすく書かれているものもあります。とにかくメモ取りもさまざまです。

どうでもいいわけじゃない

中学生のノートにしても、社会人のメモにしても、何かの目的があって書いているはずです。目的に合うように紙と筆記用具を使うなら、目的に合うような使い方があるはずです。そのときに「書く」ということをのみ目的としてしまっては適切でない状態になります。そのときに耳にしていることをしっかりに認識するためなのに出来ていないとか、あとで読む必要があるのに読めない文字になっているとか。そんなことにならないように、常に、ノートも、メモも、書き方には注意をしたほうが良いです。

少し具体的なことを書いておくと、文字があとで読めるレベルで書かれていること、どういうふうに紙の上にレイアウトしていくのかを感がていること、縦横の並びを意識すること、などが基本的なものとして有効です。これらのことにちょっと注意しながら書くようにすると良いかと思います。

勉強の量と質の話【加賀市 片山津 こほく寺子屋】

加賀市湖北地区会館で小中学生むけの学習塾をやっている永江です。
勉強をして知識を身につけるときに、その量と質は気にしたほうが良いです。もちろん、小学生くらいだと理解しにくいことですし、中学生でも誰もが腹落ちして理解できるかというとそういうことはないと思います。

意識しないと量を重視しがち

たとえば、漢字をおぼえるために何度も繰り返して書く練習をします。市販の漢字練習帳などは同じ漢字を短時間に繰り返して練習するために利用されています。そして、子供が自分で「勉強をやった!」という気になるのは、あるていど量を書いたときです。まわりの大人も「お、今日はこんなにたくさん練習したのか。えらい!」と言って量をこなしたことを褒めがちです。

今のところ、我々の身の回りにあるいろいろなものや仕組みが、学習において量をこなすことを良しとしがちになる気持ちを作り出しています。「何ページやった」「何問やった」とかが、こども自身や、まわりの大人たちの満足度になります。実際に量が有効である事柄もあるので悪いことではないですが、ちょっと注意が必要だとも思います。

量と質を両立させる

勉強や学習をなんのためにしているのかというと、知識を身につけるためです。あとで役立つかどうかその時点では分からないけれども、何かの役に立つならなおよいです。ということは、とりあえず脳のどこかに蓄積されないと時間がもったいないので、脳に残りやすいかどうかで考えます。

たとえば漢字練習帳では、同じ文字を短時間でいくつも書きます。10回の練習ができる枠があるとしたら、最初の1回や2回はちゃんと形を意識しますが、そのあとは、ぽわーんと他のことを考えていても書けてしまいます。しかも、その後に、他の漢字、他の漢字、他の漢字、と、これも短時間にたくさんの漢字を練習したとして、どれだけ記憶に残りやすいかというと非常に疑問です。実際に、記憶に関する学術的な書籍にあたると、こういう練習は効果的ではないようです。

漢字というものは形が命ですし、一方でそれぞれに音や意味を持っています。だから漢字を記憶するにはそれらがセットになった脳の使い方をするのがよくて、そのためには「漫然と量をこなす」のは時間がもったいない。ちゃんと、形を意識して、音を読んで、意味を考えられる学び方が望ましいです。その学習内容によって有効な質をちゃんと保った状態で、あるていどの量を持つのが良いです。

質を持った勉強の仕方

ちゃんと質を持った勉強のしかたはどういうものかというと、これは学習内容によります。ただ、一般的にいえるのは、ちゃんと内容を意識しながら読むなり書くなり考えるなりすることになるのではないでしょうか。私が高校生のときに、単に受験のためだけに世界史の勉強をしました。それはもうあっという間に忘れてしまいました。数学や物理は、それが身の回りの何かに当てはめて考えたときにどうなるかと想像しながら勉強したりしていたからか、いまでもちゃんと覚えています。忘れていたと思ったことも、ちょっと説明文を読んだらすぐに思い出せます。これは、その勉強をしていたときの、勉強の質が良かったからだと思います。

英単語などは、「繰り返し読むと覚えられる」と言われます。それはたしかにそうなのですが、それこそ無意識でただ発声している状態じゃなくて、ちゃんと意味というか、その言葉のイメージをアタマに浮かばせた状態で繰り返し読むほうが良いはずです。やっぱり量だけではダメです。人間は、ごく限られた単体の情報を記憶するよりも、複数の情報が関連しあってつながった状態で記憶するほうが脳に定着させやすいそうです。だから、質を持った勉強というのは、もともと学ぼうとすることは有機的にたくさんの情報が集まったもののはずなので、それらを分断することなく、つながりをもってインプットやアウトプットをしていくことなのだと思います。

 

こほく寺子屋は小中学生むけの学習塾です。
原則としてマンツーマンで個別指導を行います。
お子さんの学習が効率のよいものになり、本来のチカラを最大限に発揮できるようになることを目指しています。
こほく寺子屋についての詳細は下記リンク先のページからご覧ください。

加賀市片山津 学習塾 こほく寺子屋のページ

 


 


ランク概念という概念

思考力トレーナーの永江です。

最近、「ランク概念」という言葉を教えていただきました。
言葉だけ教えてもらってもダメなやつです。ランク概念という概念を教わったんですね。

「また聞き」をしたものなので、間違えていることもあるかもしれません。そして、もともと提唱されている人に迷惑になるような記事になってしまっていたら削除するのでご連絡をいただけると嬉しいです。

人はさまざまな要素の組み合せである

当たり前ですが、あらためて考えてみると、という話。私達はさまざまな要素を自分の中に持っています。社会的な要素、コミュニティに属する要素、精神的な要素、などなど。そしてそれぞれに細かな要素があって、社会的には私なら自営業者であり、講師をの仕事をしていてコンサルティングもやっている。石川県の南部を活動拠点としていて、あの仕事、この仕事、あの立場、この立場……、などなど。

こうやって要素を細分化していくと、ものすごい数になるはずで、それはすべての人にいえることです。10や20の要素じゃなくて、おそらく3桁は余裕であって、4桁以上に細分化できるのではないかと思います。それくらい、人はさまざまな要素の組み合せであるわけです。

それぞれの要素でランクがある

おそらくランク概念の最初のポイントは、上記のようにさまざまな要素を人が持っているということです。これを横軸として考えます。そして、縦軸には、それぞれの要素についての相対的な高低を考えます。これが「ランク」という言葉を使う理由じゃないかと思います。

たとえば私は講師・コンサルタントとしての自営業者です。講師として他の講師同業さんと比較しての高低評価が考えられます。さらに、職業訓練でパソコンを、とか、学習塾で数学を、英語を、とかどんどん細かく横軸を分解すると、それぞれに縦軸の相対的な高低が考えられるようになります。これを図にすると、こんなイメージ。

得意もあれば苦手もある

上のイメージにあるとおり、誰でも得意なことと苦手なことのデコボコを持っているはずです。私は人より評価される能力やポジションを持っていますが、逆に、多くの人よりも「下」である部分もたくさん持っています。この「デコボコしている」というのがランク概念を考えるときの重要なポイントなのではないかと思います。

そして、それぞれの要素について高低を考えるときに、あくまでも相対的であるということもポイントです。参加するコミュニティによって高くなったり低くなったりもするはずです。あるいは社会環境が変わることによっても変化するような要素もあると思います。固定的に評価された高低ではなく、あくまでも、「あなと比べて私は」というていどももので考えるのが良いのではないでしょうか。

その人の全体としての評価じゃない

こういう話をすると、おそらく「私はどれも低いものばかりだ……」とか言い出す人が居るんですが、それも違うと思います。そうじゃない。客観的にどうこういう絶対的な評価でもないし、だいたい、そもそも、そういうこと言う人って自分を冷静に自己評価できていないことが多いです。「私は全体として低い」みたいに思ってしまう人は、別のところでカウンセリングかコンサルティングかコーチングを受けてください。

ランク概念を正しく理解したら、おそらくこうなります。「私、ここのところあなたに助けてもらいたいの」と「私、この部分で人の役に立てるわ」が自然とバランスよく成立して、他者と良好な関係が築きやすくなります。ここからはいろいろなコミュニケーションワークに使えそうですが、基礎的な概念として理解していると良さそうなものだと思います。ランク概念、ちょっと覚えておきましょうか。

 


 


説明がわかりやすい、教えるのがうまい

思考力トレーナーの永江です。
わかりやすい説明をすること、上手に人に教えること。
これらは私が常に心がけていることです。

わかりやすい説明に必要な2つのこと

私の仕事からいえば自慢にならないのですが、「説明がわかりやすい」と評価をいただくことが多いです。自慢にならないと書きましたが、実際には自慢のひとつであって、つまり、講師業をやっている他の人より説明が上手です。同業の人たちより私の説明がわかりやすいみたいです。セミナーに参加する人や塾の生徒さんは、何がどうなって分かりやすかったのかは分からないことが多いですが、とにかく「わかりやすかった」「これまでわからなかったことがわかった」と言われます。たまに同業の人にも何かの講義をする機会がありますが、そこでもわかりやすいという評価をいただきます。

私が講座やセミナーで心がけていることはいくつかあって、そのうちのひとつが「大きなことから順番に伝える」ということです。抽象的な概要やまとめを言ってから、細かく具体的な話をしていきます。「まとめ→事例、具体的な説明」という順です。
それから、話の論理性にも気を使っています。「◎◎だから、▼▼なのです」という説明をするときに、途中のステップを省略せずに、理論の飛躍がないようにお伝えをします。究極的には、この2つのことが出来ていればあるていどわかりやすい説明になると思います。

上手に教えるための工夫

説明をわかりやすくするための工夫とは別に、うまく教えるということのためにしている工夫もあります。それは、相手によって、あるいはそのときどきによって、伝え方や教え方を工夫することです。具体的にどんな工夫をするのかは相手によるしそのときの状況によります。とにかく、固定化した教え方をしないということです。

固定化した教え方をしないとなれば、いろいろな引出しを持っている必要があります。あるひとつのことを説明するのに、3つとか4つの説明パターンがあると良いです。そうすれば、Aという説明で腑に落ちなかった人に対して、別のBやCという説明を試してみて、その人に合った説明を探ることができます。さらに、言葉での説明が理解しやすい人もいれば、図にすると納得しやすい人もいます。そういうときのために、言葉の説明も、図示による説明でもできるようにしておきます。なるべく多くの人に対応するために自分の引出しを多く持っておくのです。

難しいことを簡単に説明できるか

「難しいことを簡単にわかるように説明できることが理想」だと思います。「難しいことをわかりやすく説明してくださってありがとうございます」と言われることもあります。とても嬉しいお言葉です。でも、極端に難しい内容については、やはりそう簡単には説明できないということもあります。物理学などの難解な分野の説明は、やはりそんなに簡単ではありません。土台となる知識もあるていど必要でしょうし、やっぱり難しいものは難しいです。

とはいえ、我々のような「フツーの人」が知っておくべきことや学ぶべきことは、それほど難解とまではいかないことばかりです。私のような仕事をしている人が、プロとしての努力と工夫をすれば、あるていどうまく分かりやすく伝えることはできるはず。まだまだ工夫の余地はあるとも思うので引き続き精進します。

 


 


小中学生と論理的思考【加賀市 片山津 こほく寺子屋】

片山津温泉の北、加賀市の湖北地区会館で塾をやっています。
思考力トレーナーの永江です。

小学生や中学生と思考力、特に論理的な思考力について考えてみました。

小学生の論理力

小学生はまだ基本的に論理力が弱いと思います。特に低学年ならなおさら。これは脳の発達過程であることを考えれば当然です。でも、論理力が無いかといえばあるていどは有るわけで、その程度がまだ低いというだけです。

あるていどには論理力があるから、それをきちんとアタマの中で使えて、なおかつ他者に伝わるようにアウトプットできるようになると良いです。アタマの中で論理力を使う練習と、アウトプットする練習のセットですね。この「セットにする」という部分が十分であれば良い成長につながるのではないかと思います。

中学生の論理力

中学生になれば論理力はずいぶんと身についてきます。学校の教科学習でも、論理力を求められるものがたくさんです。国語の読解問題でも、数学の各種問題でも、近年では社会科系のテストなんかでも論理力が必要となる問題があります。

学習塾での指導をしていて感じるのは、中学生段階での論理についての課題がアウトプットにあることが多いということです。それなりに考えられる力は身についているのですが、それを表現する能力が追いついていないという感じです。口頭での説明にしろ、文章での説明にしろ、「練習不足」という印象を受ける子供が多いです。

子供が論理力を身につけるために

子供が論理力を正しく身につけるために、いろいろな学習方法や練習のメソッドがあります。そんな具体的な方法論がいろいろある中でも共通しているのは、アウトプットをしっかりやるということのように思います。もちろんインプットとしての勉強も必要なのですが、きちんと作られたメソッドには必ずアウトプットのフェーズが設定されていて、また、学校の勉強のための自学だと不足しそうに思える部分です。

もちろん、学校の先生も、教材を作る業者さんも、ちゃんとアウトプットの機会を設けるように工夫をされています。ただ、宿題や自学となったときに子供たちがアウトプットを意識しなくなるように思います。だから、教えるほうもアウトプットを意識しつつ、インとアウトの両方をバランスよくしていくのが良いのだろうと思います。

 

思考力トレーナーとしてのスキルや経験を活かしつつ、小中学生のための学習指導をしています。
アウトプットということであれば作文指導もしています。
単に覚えてこなすだけではなく、「ちゃんと理解して自分の言葉で説明できるからテストで良い点が取れる」という状態を目指します。
発達障害などで勉強に苦手が強くあるお子さんにも対応しています。
こほく寺子屋のページをご確認いただき、ご興味があればお問い合わせフォームからご連絡をください。

加賀市片山津地区 こほく寺子屋

 


 


加賀市、こほく寺子屋での指導内容

加賀市の片山津温泉ちかくの湖北地区会館で学習塾をやっています。
小中学生を対象とした塾です。

学校の教科指導

どんな塾なのかというと、基本的には学校の教科についての指導です。小学生なら国語と算数がメイン。中学生なら国語と数学、それに英語です。特別にかわった指導方法があったり、特殊な教材を使ったりはしていません。私の強みは指導がわかりやすいという一点です。

学校の成績に満足をしている子はここに来る必要はありません。勉強についていけていないとか、授業は問題ないけどもっと上を目指したいとか、なにかしらの課題を持っている子はぜひ来てください。

算数や数学は、単にやり方を覚えるのではなく原理や理屈から分かるようになります。だから、中学校レベルなら公式を忘れても自分でそれが作れるようになります。なんとなく国語の読解問題に臨んている子は、明確な理由と説明をもって解答が書けるようになります。英語は、受験対策をしながらも将来の役に立つ言語として身につけられます。

作文指導について

教科でいえば国語に含まれますが、作文の指導をやっています。こちらも対象は小中学生ですが、特に「何もかけない」と悩んでいる小学生のお子さんがだんだんと書けるようになっていきます。基本的に小学校の低学年なら、自発的に作文ができるようになることを目指します。小学校の中高学年になってきたら、読んだ人に伝わりやすくなる書き方を学びます。

中学生の作文指導は、読解力や他の教科にも役立つものを目指します。論理的な文章の書き方や、論述的な作文などです。なんだかんだいって全ての教科書が日本語で書かれている以上は国語力が重要であり、読解力を身につけるために実は作文力も必要です。特に要約練習などは読解問題の地力をつけるのに効果があります。

小学生の英語

生徒さんや親御さんからのご要望をいただいて、小学生むけにも英語の指導をはじめました。今のところ高学年を対象にしています。小学生の英語については文法的な説明をなるべくしないで、日常にある言葉を英語にして、英語の音やリズムを楽しんでもらおうと考えています。

英語というものそのものに抵抗がない状態になっていれば中学校に入ってからの英語もスムーズに学習できると思います。最初はそれこそアルファベットを覚えたりローマ字を復習したりすることもあると思いますが、とにかく「ことばの楽しさ」を感じてもらいたいと思います。

 

こほく寺子屋は小中学生むけの学習指導の塾です。
こほく寺子屋のページから詳細をご確認いただき、お気軽にお問い合わせください。

 

学習指導の塾を再開しました 加賀市湖北地区会館

こんにちは。
思考力トレーナーで、小中学生むけの塾をやっている永江です。

塾をやっているといっても、この半年以上はお休みをしていました。
塾の場所として利用させてもらっている湖北地区会館が改装のために使えなかったからです。

小学生むけの作文指導

湖北地区会館での学習指導は小中学生を対象としていて、小学生むけには作文指導もしています。小学生の作文指導をお願いされる場合には、好きだからもっと伸ばしたいというケースと、からっきしダメなのでなんとかしたいというケースがあります。中間的な生徒さんは今のところいませんね。

好きで得意だという子には、ていどに合わせてもっと上手に書けるように指導します。からっきしダメという子には、まず何かを書くことの楽しさを伝えます。あまり文法的な正しさや文章の技術は後回しにして、まず、苦手であるという意識が薄れるように考えています。今回の再開で久しぶりに会った生徒さんの1人は後者のタイプです。

小中学生むけの学科教科指導

いわゆる普通の勉強、学校の教科の内容についての指導もしています。主に算数・数学と英語、国語です。理科や社会のジャンルはそもそもご依頼やご希望がきわめて少ないですね。たまに、「今回のテスト範囲にある、電気のことについて教えてほしい」というスポット的な依頼が生徒からあるていどです。

数学とひとことで言っても数の計算などのジャンルと、図形のジャンルとがあります。さらにいうと論理学的な要素があったり、統計の話があったりしますが実際に指導するのは主に計算系と図形系です。中学生までの範囲の数学や算数はあまり覚えることが多くありません。だから、苦手な部分であっても繰り返して練習するとなんとかなります。練習の仕方や時間の確保が問題となりますが。

英語も基本的にまだ覚えることが多くないのですが、苦手な子には単語を覚えるだけでも苦労となるようです。これもなるべく多く接する機会を設けることが有効なのですが、中学生ってけっこう忙しいんですよね。部活を一生懸命にやっているとほんとに大変そうです。だから、ほんのちょっとの時間でいいから英語にふれる機会を設けるような指導もすることがあります。

久しぶりの生徒との再開

さて、今回の再開で半年ぶりに生徒さんと会いました。特に小5の男子に驚かされたのですが、顔つきがずいぶんと「おにいちゃん」になっているんですね。たしかにあどけなさはまだまだ見られますが、目つきがたくましくなっていました。ふわふわ落ち着かないところのあった子なのですが、しっかり1時間、集中して勉強しています。

『男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ』という言葉がありますが、まさにそれです。子供は成長をするものですが、しばらく会わないうちにけっこうな変化がありますね。一緒にいたお母さんにそのことを伝えましたが、お母さんはピンときていない様子でした。毎日、顔を合わせていたら無理もないですけどね。

こんな感じで子供の成長を感じられるのは学習塾をやっているものの醍醐味といえます。もちろん、今回みたいな半年も間を空けることは珍しいですが、それでも頻繁に感じるものでもあります。多くても週2の数時間ですからね。楽しいです。

石川県立高校の受験対策について基本的な考え方【加賀市、片山津、湖北地区、学習塾】

思考力トレーナーとして、学習塾を経営している永江です。
加賀市の湖北地区会館で小中学生むけの指導をしています。

県立高校の入試問題、今と昔

私が高校入試に臨んだのは、今から35年くらい前です。さすがにそのときの出題内容をしっかり覚えていませんが、今とそれほど大きな違いはないように思います。学習指導要領の変遷はあるし、それに応じた変更点はあると思うのですが、基本的には中学校の勉強をちゃんとやっているかどうかの確認です。数学の場合は、ほとんどの生徒が正答できるいくつかの問題と、上位成績の人じゃないと正答できないであろう問題とがあります。もちろんその中間にあるような問題が多いです。

塾を始めるまでは実は中学校時代の学習内容をけっこうな割合で忘れていると思っていました。でも、教材などを見てみると意外と覚えているもので、子供のときに勉強したことは今の時代になってもそれほど変わらず使われていると実感できました。歴史教科書の内容などは変わってしまったことも多いですが、基礎学問としての国語・数学・英語などは、考えてみたら変わりようがありませんからね。昔も今も、県立高校の入試問題はそれほど違いがないのではないかと思います。

高校受験を意識した勉強

せっかくの学びの機会を、受験のためにばかり意識したものにしないほうが良いのですが、とはいえ意識したほうがベターではあります。少しでも学校の勉強ができたほうが将来の選択肢が増えるし、義務教育の間に学ぶことは意外とそのまま社会に出たときに役に立ちます。「そんなことない!」という主張をする人も居ますが、これについては別の機会に反論します。

では、高校受験を意識した勉強とはどういうものかというと、過去問題の中にある出題パターンにある決まった要素を押さえていくものになります。数学の話が分かりやすいのですが、たとえば、文字式の計算は必ず出てくるし、図形の角度やグラフ、関数などの要素は絶対にあります。それぞれの要素について基礎をしっかり理解して、能力にあわせて応用も効くように学習すると良いと思います。単元に付けられた名称を意識するのがポイントです。

学校の進行にあわせた勉強

とはいえ、公立高校の入学試験問題は、おおむね中学校での指導内容を網羅しています。当然といえば当然です。だから、学校の授業の進行にあわせて、そのときにやっていることをしっかり理解することが重要です。受験を意識するということと、学校で指示される課題をやることは、別のものではありません。かなりイコールに近いと思います。

だから私の塾の指導方法としては、そのときそのとき学校でどこまで授業が進んでいるかを生徒に確認しています。もちろん、個別の状況によって学校の進度とは違った指導をすることもありますが、まったく違うものとは考えないようにしています。学校の勉強とは違ったことをするよりも、「学校でやっていることは、こういうことなんだよ」と、理解を深めるようにすることが多いでしょうか。「先生!受験のための指導をしてください!」と親御さんから頼まれることもたまにありますが、けっきょく、教科書から外れた内容になることもないし、実はそれほど特別なことはしていません。違ったことをする必要はないと思います。

上手な学び方、上手な勉強のしかた

思考力トレーナーで人事コンサルタントの永江です。
先日、ある企業さんで、ある資格試験についての勉強方法をお伝えしてきました。
社員の何人かにその資格習得のための勉強をさせたいのだけれども、どの人もけっこう忙しく働いてもらっている。
だから効率よく勉強してもらうためのヒントをもらえないか、というのが社長さんからのリクエストでした。

全体像や構造を理解して勉強する

下手な勉強方法のひとつとして考えられるのが、とにかくテキストの前から順番に読んでいくというやり方です。上手な勉強方法でも実際の時系列ではそうなることが多いのですが、テキスト本文に入っていく前にやっておくと良いことがあります。それは、これから学ぶ事柄の全体像を把握して、その資格に必要な理論や情報の体系がどういう構造をしているのか知っておくことです。

全体像がわかった状態で学びを進めると、「ああ、この部分は、全体の中でこういう意味があるのだな」とか、「これは、少し前に勉強したあのことと、こういうふうに関係しているのだな」とか、情報の連携をしていけるようになります。情報はひとつひとつの単体で記憶しようとするよりも、つながりでインプットしたほうが覚えられます。だから、全体像があって、その中の各パーツとして細かな情報を入れていくのがいいです。

目次を活用しよう

全体像の把握や理解、構造をわかっておくために有効なのが目次です。以前は私も目次をすっとばして本文に入っていましたが、今はそんなことはありません。何か目的があって実用書やビジネス書を読むときには、かならず目次に目を通してから中身に入っていきます。

目次には、2〜3段階くらいの見出しがあります。その見出しを順に追っていけば、全体としてどういう主張や内容があるのか、それを構成するためのパーツとしてどういう情報があるのかが分かります。そうしてから本文を読んでいくと、全体の中のひとつひとつのパーツとして個々の情報の理解がしやすいです。

個々の要素と全体の例(簿記の勉強)

個々の要素があって全体が構成されている。それを分かって勉強するとよいという例として、簿記についてお話をします。ひとことで簿記の勉強をするといっても、いくつかの事柄と、たくさんの言葉の意味を覚えなくてはいけません。そして電卓を叩いて計算をする能力も必要になります。日商簿記3級の勉強をしようとすると、全体の構成として以下のように考えられます。

  • 会計の流れを知る
  • 貸借(左右の振分け)のルールを知る
  • 勘定科目の分類と名前を覚える
  • 正確な計算能力を身につける

教える人によって構造化の仕方はちがうと思いますが、おおよそこんな感じになっています。このことを知ったうえで「あ、自分は、いま左右の振分けについて勉強しているな」とか、「正しく間違わないように計算する練習をしよう」とか、考えられるとよいです。

中高生以上にはオススメ

ただ、こういう勉強のしかた、学び方が、どのような人にも向いているわけではありません。小学生くらいのお子さんの場合は、全体を分かってから個々の勉強をするためのベースとなる知識がまだ不足しています。特に低学年だとそれが明らかなので、いわゆる「詰め込み型」の勉強方法も必要になってきます。一時期、この「詰め込み型」の勉強が世の中で批判を浴びましたが、小さい頃には絶対に必要だと思います。

中学生から高校生くらいになってくれば基礎的な知識や考え方も身につくので、だんだんと、全体理解から始める勉強の仕方が向いているようになります。まっとうな学習をして普通の社会的知識を身に着けていれば、大人になったらもう間違いなくこれです。いまになって思えば、中学校のときの勉強や大学受験のための勉強も、こういうやり方をしておけばよかったと思います。そうすれば、もうちょっと……。

学校の先生は、今やっていることが何につながるのか教えてくれません。特に高校の先生は、その教科そのものが好きだった人が多いから、それが何にどうつながっていくのか発展していくのかに興味がないんですね。そういう意味では、学校の先生以外の大人と接するのは子供にとって重要なことなのではないでしょうか。

小中学生にとっての自己理解

学習指導のお仕事をしているので、
生徒さんが自身のことをどのように理解しているのかが
気になる場面も出てきます。

金沢の学習指導 つくえ塾
加賀の学習指導 こほく寺子屋

子供にとっての自己理解、必要性

基本的に、義務教育中の子供というのは、
あらゆる点において発達段階にあります。
本人はいっぱしのつもりであることも多いですが、
発達段階、真っ最中、絶賛そだち中、ということに違いありません。

そして、発達というものには方向性があるので、
どこに向いて育っていくのかというのは
将来をどうするのかということに影響する重要なポイントになります。

方向性が適切でないと、
持っている特性や才能がうまく活かされません。
場合によっては苦手なことの克服にばかり時間を割かれて、
本来的に持っている良いところを伸ばせずに終わる可能性もあります。

この方向性をもった努力をするために、
自己理解がないよりは、あったほうが良いのです。

自分がどういう特性を持っていて、
それであるから、どういう方向に努力をすれば良いのかが分かっている。
これは子供にとっては有意な情報を保有していることになります。

 

小学生にとっての自己理解

しかしながら、
小学生という段階では、まだ客観的に自分を観察したり、
論理的に自己評価をする能力が普通は育っていません。

単に好きだから、とか、
仲の良い友達と同じだから、という理由だけで、
自分の特性を判断してしまうこともあるはずです。

だから、
小学生にとっての自己理解には
周囲の大人からの評価や、
いっしょに学んでいるクラスメイトからの評価が不可欠で、
その割合は、純粋な自己評価よりも大きくなります。

ただ、
クラスメイトがみんなで「◯◯ちゃんはこうだ」と伝えるのは
これは「場の運営」としてもどうかと思うので、
やはり大人の関わりが重要になります。

「あなたは、こうなのよ」と伝えてあげることが、
子供が自己理解を深めるための要素なのです。

一方で、
絶対にやってはいけないことがいくつもあります。
いくつも、いくつもあります。

決めつけ、偏見による判断や評価、非論理的な考え過ぎ、
不十分な情報による評価、偏った評価やその伝達、など。

子供の正当な自己理解につながる評価や伝達は、
必ず、客観的であり、かつ、論理的でなければいけません。
そこには最新の注意を払いましょう。

 

中学生にとっての自己理解

中学生になると、
かなり客観的で論理的な自己分析や自己評価ができるようになります。
特に発達の早い子であれば、
成人と同様の自己理解が十分に出来ることも珍しくありません。

他者からの評価と自身による評価は結局のところバランスですが、
小学生と比較すれば、純粋な自己評価の割合をかなり大きくしてよいです。

ただし、
発達の進捗度には個人差があるので、
その子がどのていどであるのか注意して観察する必要もあります。
この観察の基準軸は、客観性と論理性です。

かなりの成長を見せてくれる存在であるとはいえ、
やはりまだ未成熟な成長段階です。
自己の純粋な欲求や、目先の欲望が優先することもあると思います。

その点について注意をしながら、
自分で自分のことを考えさせる機会を設けていくと良いでしょう。

そもそも自己理解というものは一度だけやればよいわけではなく、
長い人生の中で何度も何度もやるのがよいです。
だから、中学生の自己理解も何度もやるように促して、
客観性や論理性についての練習としてもよいわけです。

さらに、
分析や観察はそれだけでは終わらせず、
必ず、言語や数値、場合によっては図や絵にして記録するべきです。
ここまでのことをセットにして自己理解を進めるようにすれば、
それは、将来になるはずの職業人としても有効な
さまざまな能力を高めるきっかけにもなります。

そして、
自身の成長を感じながら、自己理解を深めていけば、
自律的にしっかりした選択ができるように育っていくのではないかと考えます。

金沢の学習指導 つくえ塾
加賀の学習指導 こほく寺子屋