仕事が嫌ならやめればいいし……【零細企業の人事】

人事系コンサルタントの永江です。
小さな会社を経営していると、一人の人の言動が会社全体に影響を及ぼすことがあります。良い影響なら大歓迎ですが、それが悪い影響だと困ります。今回は、悪い影響を及ぼす人のお話です。

仕事がイヤだ嫌だという人

ときどきいらっしゃいますね。仕事の愚痴ばかり言っている人。仕事がイヤだとずっと言っている人。誰にだって嫌だと思うことはあるし、それが仕事の中にあることも珍しくないです。私の仕事の中にも、できれば避けたいと思うことはあります。でも、仕事自体がイヤだという人もいて、そういう人は、もう、仕事をやめればいいのに、と思います。

「いや、そういうわけにもいかない」「生きていくために仕事はしなくちゃいけないし」と返ってきそうですね。でも、何もいまやっている仕事だけが仕事じゃありません。世の中には、他にもたくさん仕事があります。イヤじゃない仕事を探せばいいんです。で、他の仕事を探すことを勧めたりしても、「そんな簡単に次の仕事は見つからないよ」と返ってきます。

苦労が美徳? 仕事を楽しんではいけない?

もしかしたら、そういう人の中には、「苦労することが美徳」と思っている人がいるのかもしれません。苦労することは良いことであり、「嫌だと思う仕事も頑張ってやっている自分はえらい」と考えている。そして、その自己アピールを周囲にしている。ものすごく自己肯定感の低い人の行動ですね。

あるいは、仕事というものを楽しむことは良くないと考えているかもしれません。仕事は苦労するものであって、楽しいというのは遊びであり、仕事に楽しいという感情を持ち込んではいけないという思い。大間違いですけどね。仕事は楽しんでいいし、楽しみながらだろうがなんだろうが、誰かの役に立てば報酬がいただけるのが仕事です。楽しいと思えるならそれに越したことはありません。

やめると言う人ほどやめない

会社に勤めていて、積極的に退職しようとする人は、会社にとってはけっこう重要度の高い人材だということがあります。けっこうあります。珍しくありません。一方で、「やめる」「やめたい」と言っている人が、言うほどやめないということもよく耳にします。やめたいならすぐにやめればいいのに、自分の退職を交換条件のようにして上司につきつける人もいるそうです。

やめるという言う人ほどやめないとすれば、これは上司からすると面倒です。おそらく放っておいてもいいのですが、そもそもパフォーマンスが低い可能性が高いです。あるいは、言動によって周囲に悪い影響を与えている可能性も高い。だから、本当は、「やめる」と言い出したら、「わかった。退職届を書いてくれ。」と言って書類を渡すのがいちばんです。そしてとっととやめていただく。そこで、「いや、すぐにやめるとまでは……」と言いながら、けっきょくやめないから困りものなのです。

「嫌だ」「やめる」の連発は指導対象

仕事の愚痴や、嫌であるということ、「やめる」や「やめたい」という発言を繰り返すことは職場の雰囲気を悪くします。だから、その人がどのていどの能力を発揮しているのかに関わらず指導の対象にしましょう。理由は「周囲への悪影響が懸念される」くらいでよいです。そして、指導をしても繰り返されるなら罰則を適用してもいいと思います。

もちろん、一方的に叱るだけというのも好ましくはありません。ちゃんと相手の言い分を聴くということも上司の心構えとして必要です。でも、ちゃんと聴くということを実行しつつも、その言動が指導の対象であるという認識は持っていないといけません。特に小さな会社で仕事への不満をまわりに吹聴するのは問題行動です。仮に本当の意味での不満があるなら、上司や経営者など、ちゃんとした筋を通して主張すべきです。それができない人を大事に扱う必要はありません。

 


 


継続するときのひとつのコツ=他者のチカラを借りる

思考力トレーナーの永江です。
何事も継続してこそ、だと思います。特に人材を育成するようなお仕事をさせていただいていると感じます。学習塾だとハッキリと分かりますね。地味な演習を継続した子は成績につながりやすいし、そうではい生徒さんは「それなり」でしかありません。

だいたい、みんな、継続は苦手

大人になってから何かを続けようと考えたことは何度もあります。その中にはずっと続けていられたこともあれば、あっという間に続かなくなったこともあります。こういうことは他の人にもあると思うし、私のまわりの人たちにもたくさんいます。前の記事でも書きましたが、多くの人は「続けるのは難しい」と言います。私もそう感じています。自身では、どちらかというと苦手な項目だと思ってもいるので、「できるよ」と言うために工夫も考えています。そして、この記事のテーマそのものですが、他人に頼って継続しやすくするというのもひとつのコツです。

一緒にやることで続けやすくする

たとえば、学生時代にジョギングを始めて、それを続けていこうと思いました。きっかけは友人の軽い一言だったのですが、その友人と他の友人もあわせて3人で始めることになりました。そうすると、たったひとりでやるわけではなく、「あいつらと一緒に走る」という行為になるので続けやすかったです。一緒にやる人がいるから、楽しみながらできるし、ジョギングに関して言えば会話もしながら走れます。仲間がいると続けやすいと感じたことの一例です。

逆に、たったひとりで始めることになるから続けにくいのが日記など。基本的に他人に見せるものではないので続かなくなることが多いです。子供の頃から数えたら、日記や小遣い帳は、おそらく10本の指で足りないくらいの回数で三日坊主をやらかしています。

監視してくれる人を設定する

仕事面でいえば継続しないと問題があることがあって、それが継続できないとヤバいというものがいくつかあります。会社員であれば上司がチェックしてくれると継続しやすいです。他者が頼りというとちょっと情けない感じもしますが、うまく使えるものは上司といえば使えばいいです。

現在の私のような個人事業主だと上司がいません。そういう場合にはクライアント=お客様が監視役になることがあります。また、コンサルタントやコーチを雇って監視役をしてもらうことも考えられます。帳簿が苦手な知り合いが、それでも自社の会計をちゃんと把握するために、税理士さんを監視役にしているという話を聞いたこともあります。

自分だけだと弱いのが人間

人間は基本的に弱い生き物だと思います。自分ひとりだと本当にそう。だから、誰かを頼るというのはぜんぜん情けないことではなくて、一方的に頼り切るとしたらちょっと考えたほうがいいというていどのことです。他人を頼ること自体は悪くありません。

それは、継続するということについても同じなので、他者のチカラを借りるということも、継続のために考えていいのではないかと思います。

 


 


困難な問題にぶつかったとき、他者からの支援と自力解決とのバランス

思考力トレーナーの永江です。
考えるチカラを高めるためには、ちょっとした注意や心構えも必要です。

自力で解決できない問題にぶつかったときの違い

学習塾で指導をしていると、生徒さんが自力では解けない問題にぶつかっている様子を見ることがあります。ドリルやワークといった課題で、数学系や物理系理科などでよく見かけます。そういうときに、本人の性格が現れているのでしょうか、講師である私に頼ってくるタイミングに違いがあります。

分からないと感じたとたんにすぐにどうしたらいいか訊いてくる子。あるていどの時間を自力で考えることに充てたあとで、断念して質問をしてくる子。ひたすら自力での解決にこだわって、こちらから手を差し伸べようとしても拒否する子。さまざまです。

極端であることは避けて支援者を頼る

あまり早々にあきらめてしまうのも良くなくて、何かというと他者に頼ってしまうクセがついてしまう可能性があります。愛嬌があったりするとそれはそれで処世術として成立しそうですが、思考力を鍛えることにはつながりません。一方で、いろいろと自力で考えるものの結局は解決できない子の場合は、限られた時間の中での効率的な成長がしにくいといえます。

なにごとも極端であることには注意が必要であるように、この場合も、中間あたりにベストがあるように思います。もちろん、その子の能力や成長の度合いによってその中間点のベストも違ってきますが、とにかく、どちらかの極端を避けたいところです。あるていど考えても解決しないときは、講師=支援者を頼るのが良いです。

適度に考え続けることをヒントによって促す

自力で考えることをほどほどにして、塾であれば講師の私を頼ってもらうのが良いです。しかし、ここで講師=支援者である私のほうにも注意が必要となります。それは、答えや解法をそのまままるごと教えてしまっては思考力=考えるチカラを鍛えることにならないということです。相手の状況なども考慮しながらヒントを与えるていどにします。

ヒントを与えて、また考えてもらう。そのときもそれまでと同様に、あるていど考えても分からなければ次のヒントを出します。そうやって、生徒の様子をみながら、ていどの調整をしながら、常に考えつづけるように促します。

他者からの支援と自力解決とをバランスよく

これは塾での指導にかぎったことではなく、たとえば会社で教育係たる上司が部下に接するときにも考えられます。もちろん、学校で先生が生徒の指導にあたるときにも考えられます。育成ということを目指しているなら、考える機会は存在しつづけさせるのが良いでしょう。

しかし、ちょっと面倒なのが自力解決にこだわるタイプです。この場合はヒントをもらうことを拒否してきます。そういうときに、とにかくヒントを出すからという言い方ではどうどうめぐり。その問題を考えることを一旦停止させて、場合によってはヒントだけなら受け取るほうが自身のためにも、まわりの人のためにも良いのだということを諭すようにするのが良いと思います。

 

適度な自力解決志向と、適度な他者からの支援。
このバランスをとることが思考力アップのひとつのポイントです。

 


 


言葉のニュアンスが人によるからこそ、定義を意識して伝える【零細企業の人事】

人事系コンサルタントの永江です。
幅広く、お子様から職業人のみなさんまで、人材育成のためのお仕事をさせていただいています。

先日、ある企業の社長さんが「一生懸命に話しているつもりなのに、どうも自分の意識や考えが伝わっていないように思う。」とおっしゃっていました。私はその社長さんが会社でどういうことをおっしゃっているのか存じていないのすが、「ひょっとしたら」ということでひとつのアドバイスをさせていただきました。

同じ言葉でも受け取るニュアンスが人によって異なる

それは、同じ言葉を使ったとしても、その言葉に対して受け取るニュアンスが人によって異なる場合がある、ということです。

たとえば、「うちの会社、ピンチだね。」とAさんが言ったとします。Bさんはそれを聞いて、「会社が倒産の危機!どうにかしなきゃ!」と慌てふためくかもしれません。でも、実はAさんが言った「ピンチ」とは、今月の営業成績がライバル会社に負ける可能性が大きいということでした。だから、倒産するほどの危機ではないけれど、「ピンチ」という言葉を使ったということ。

同じ「ピンチ」という言葉を使っているのですが、どのていどの危機が訪れているのか、言葉から受け取る二人のニュアンスが異なるので理解や意識にズレが生じてしまっています。こういうふうに、言葉のニュアンスのズレが意識のズレになってしまうことは意外と多いように思います。

言葉で伝えるなら言葉を大切に

社長がスタッフになにかのメッセージを伝える方法はいろいろあります。実は就業規則などのルールによってもメッセージを伝えられます。でも、ふだん、一番に多いのはやっぱり言葉によるメッセージだと思います。会社の理念、会社をとりまく状況、従業員にどうあってほしいか、などなど、いろいろなメッセージを言葉で発します。

我々、人間は、メッセージを言葉で伝えるとき、同じ言語体系の人どうしならきちんと伝わると勘違いをしがちです。分かってもらえないときにもどかしくて「なぜ分かってくれないの!?」と思うのは、分かってもらえるものだと思いこんでいるからです。でも、それがなかなかそうはいかないから言葉を丁寧にあつかい、ニュアンスレベルで整えていく必要があります。

社長からのメッセージでは言葉の定義を共有する

業界によって、会社によって、文化がちがうので、そこも言葉のニュアンスがズレてしまう要因になります。他業界から転職した人が、ある言葉の意味が思っていたのと違ってとまどうという話はしばしば聞きます。個人レベルでは生活環境などのプライベートな要因も言葉に持つイメージに影響するでしょう。

だから、社長からのメッセージは、その言葉のニュアンスが聞いているスタッフと同じかどうか注意しましょう。できれば、当たり前のように使っている言葉こそ、その定義をしっかり明確にして、定義や意味を共有して、それからメッセージ中の言葉として使ってください。ちょっと面倒な作業になるかもしれませんが、勘違いしたまま進むより良いと思います。

 


 


人が足りないのか、仕事に無駄があるのか【零細企業の人事】

人事系コンサルタントの永江です。
北陸地方は人手不足が顕著で、有効求人倍率も全国平均を上回っているそうです。企業の人事担当さんのニーズとしても人材育成よりも、まず採用を優先するという傾向があるそうです。

人員不足を感じるとき

今いるスタッフで10の仕事をしているとして、そこにプラス2の仕事のオファーがあったら、1.2倍くらいなら残業でなんとかしようとするかもしれません。でも、プラス5、プラス7と増えていきそうに思えたら人員の補充、つまり採用を考えると思います。単純に、人数によってまかなえる仕事量に対して、受注の見込みが大きくなってきたら人員の補充を考えるでしょう。

あるいは、事業の拡大を想定したら、とうぜん今のスタッフでは不足するでしょうから、育成期間のことも考えてあらかじめ人員を増やしておくということも考えられます。この場合は、当面の人員不足というより、未来においては今のままでは不足するという予測からくる対応です。

本当に人が不足しているのか、仕事に無駄はないのか

人員の不足を感じたときに、人材の採用で対応しようとするのは自然なことです。でも、どんなに急いでも人員の充足には週単位、場合によっては月単位の期間が必要です。どうせそれくらいの時間がかかるのなら、その間に、仕事に無駄はないのかという検証をしてみることをお勧めします。

現場でいつも頑張っている自覚のある人は、仕事に無駄がないかと問われると「そんなことありません!」と強く反発するかもしれません。でも、仕事の無駄というのは、その仕事の近くにいる人の「感覚」では測りづらいものなのです。自分自身の感覚では一生懸命にやっているつもりだから無駄なんて考えられない。こういう考えは当然といえば当然です。

仕事の効率性は客観的に数値化する

生産性や効率性については、経営分析の中でいろいろな指標が登場します。そのいずれもが、客観的であり数値化された指標を活用するよう教えてくれます。一人あたりの付加価値の創造度合いや、チーム単位での生産能力など、単位やカテゴリ設定でいろいろ考えられます。

経営の中で人に対する部分は数値で表せない要素もありますが、こと仕事に無駄がないかどうかという部分は、逆にドライに客観的にし考えたほうが良いです。そうしないと、「がんばっているよ!」という非常に感覚的な一言にじゃまをされて正しい状況判断ができません。数値化をする。そのために客観的な方法をとる。

 

仕事の効率や生産性を明確にすることは、最終的には一人ひとりの従業員がゆとりを持って働くことにもつなげられます。別に効率の悪さをあげつらって糾弾するのが目的ではありません。新しい人を採用するとそれなりに現場にも負荷がかかるし、もしかしたら会社全体の人件費割当を考えると既存スタッフの給料にも悪い影響があるかもしれません。

採用を止めるのがいいとまではいえませんが、採用を考えるときに、同時に、仕事の無駄についてもちょっと考えてみてはいかがでしょうか。

苦手なこと、できないこと、細かく分解して考えてみる【加賀市 片山津 学習塾】

思考力トレーナーの永江です。
加賀市片山津地区にある湖北地区会館で「こほく寺子屋」という学習指導の塾をやっています。

「分からない」ということの細分化

たとえば算数の指導をしていると、生徒さんが「分からない」と言ってくることがあります。そうするとどこが分からないのか確認して教えようとするわけですが、このときに注意していることがあります。それは、「分からない」ということの細分化を考えるということです。

割り算が分からないと生徒さんが言っているとします。割り算を普段から何気なく使っている我々は、このときに「割り算がわからない」という大きなくくりでそのことを捉えてしまいがち。でも、子どもが分かっていないところ、理解できていないところは、もっと細かな、「割り算」というものを構成するひとつの要素だけかもしれません。

物事を構成する細かな要素

たとえば「割り算」は、数の概念があって、大きな数の中に小さな数があるという考え方があって、その小さな数を大きな数の中で何回繰り返せるか、という考え方で進んでいきます。さらにいえば、数の概念の定義ももっと細かくできるだろうし、数の大小の比較や、小さな数をくりかえすときに同じ大きさとしてくりかえさなければいけないことなど、アタマで理解したり覚えておかなてくてはいけないことは実はかなりたくさんあります。

どんな事柄でもそうですが、あるひとつのことは、それを構成する細かくてたくさんの要素からできています。そして、その全体のことが分からないという結果にいたる理由として、どこかひとつの要素だけが分からないということも考えられます。その、小さなひとつが理解できることで、いきなりパッと全体の理解ができることも実際にあります。

何が苦手で、何が分からないかを掘り下げる

とかく我々は「数学が苦手」とか「英語が分からない」と大きくまとめてしまいがちです。でも、数学のなにが苦手なのか、英語のなにが分からないのかと掘り下げる必要があります。さらに、数学の計算系が苦手だったとして、数そのものの理解が苦手なのか、四則演算なのか、正負の考え方がよくないのか、そして、それらを考えたあとにもっともっと細かく分解して、どの要素に課題があるのかを確認していったほうがいいです。

「分からない」ということや苦手なことを克服したり解決したりするならば、対象をどんどん掘り下げましょう。掘り下げて細分化し、できるだけ細かくて小さな単位にしてから、その部分の克服や解決を考えます。そうすると苦手なことだけじゃなくて、分かっていること、できていることも見えるようになってきます。

社長の視点から、どこまで下に落とした伝達ができるか【零細企業の人材育成】

人事系コンサルタントの永江です。
社長は従業員とは違う視点を持っていて、それはより高いところから俯瞰で見る目のことになります。従業員がこの視点を持つことは極めて難しくて、通常はそのまま説明して分かってもらえるものではありません。だから、あるていどの規模をもった企業の場合は中間管理職があって、この人たちが社長の視点を現場スタッフの視点をつなぐ役割を担います。

零細企業は中間管理職が居ない

形式上のことを除いて、零細企業には「中間」管理職が居ないことが多いです。要らないことが多いというのが正解でしょうか。とにかく社長から末端のスタッフ、従業員までの距離が、物理的にも精神的に近いです。

だから社長から直接に指示を受けることがしょっちゅうだと考えられます。社長の考えを伝えるときも直接のことになるでしょう。基本的には、間に誰かを挟まずに、まさに社長の言葉で思いや指示を伝えることになります。

視点が違うから言葉が通じないことがある

直接の言葉で伝えるなら言いたいことがちゃんと伝わるかというとそうではありません。持っている視点が違ったり、ふだんから考えていることがちがったり、価値観がちがっていたりすると、言葉の定義やニュアンスすら異なり、そのまま伝わらないこともザラです。これは誰が悪いとかではなく、生きている世界が違うから仕方ないことだと思ってください。

下の経験しかないなら上の視点は持てない

視点の違いがあると言葉が通じないことが大いにあるわけですが、片方がもう一方の視点に切り替えることができたら通じるようになるはずです。ところが、被雇用者、つまり会社に雇われて働く従業員スタッフとしての経験しかない人に、経営の視点を持てというのはムリがあります。行ったことがない場所、写真やなにかでも見たことがない場所、そういう場所の風景は想像するしかないように、社長が持っている視点は現場スタッフにとって、せいぜい空想するのがせいいっぱいで不正確なのです。

逆に、経営者の視点を持っている社長が下の視点を持つことは可能でしょうか。これも決して簡単ではありませんが、どちらかというとこっちがまだ可能性があります。なぜならば、社長も現場の経験があるだろうし、かつては末端の従業員であったからです。(まったくそういう経験がない場合は別です)

伝える言葉としての視点を落とす

現場スタッフに社長の考えを伝えるときに、言葉が通じないことが多いと書きました。でも、そのままでいいわけはなく、できるだけ伝わるように工夫や努力をすることも大切です。考えや視点そのものを落とすと社長の役割を果たせなくなるから、伝えるときの言葉えらびとして、下の視点のためのものを考えます。社長が持っている視点での考えや方針や指示を、下の目線から見ても理解や納得ができるようにするわけです。この言葉えらびは作文技術としても簡単ではないかもしれません。でも、あなたが考えていることを有効にスタッフに伝えるために、必要な心構えとして考えていただけると嬉しいです。

 


 


タスク管理と子供の勉強の話【加賀市 片山津 学習塾 】

思考力トレーナーで、こほく寺子屋を運営している永江です。
昨日、ある事業所さんでの講座を担当させていただき、ビジネススキルのひとつとしての「タスク管理」についてお話をしました。

タスクの優先順位

ビジネススキルとしてタスク管理を考えるとき、タスクの優先順位について考えることになります。いくつかのタスクが自分に課せられているときに、どれから手を付けると良いのかということです。その場合、ふたつの基準軸で考えるのが良いとされていて、それは、重要度と緊急度です。

優先度のマトリクス

上の図はフレームワークいろいろのページに掲載してあるものです。優先度のマトリクスというフレームで、何を優先してやればよいのかを考える指標のようなものです。重要で緊急なものは先にやります。次に優先したくなるのが緊急度が高いということで3のエリアにあるものなのですが、緊急性が低くても重要である2のエリアにあるものを優先しましょうという注意をしましょう。

時間の管理について

昨日の講座では、タスク管理と時間の管理についてお伝えをしました。受講された方々も特に遅刻があるわけではなく、とりあえず社会人として時間を管理する意識が持っていらっしゃいます。でも、より有効に、効率的に、自分のための時間も最大限に確保できるような生活ができているかというとそうでもなさそうです。とりあえず、やらなければならない仕事や約束について自分を律することができているというだけです。

仕事を含めて他者との約束の時刻や期日をしっかり守れていれば、社会人としての時間管理はできているように思われます。多くの人はそれで「よし」とされています。でも、本当はもっと有効な時間の使い方ができて、もっと自分のための時間が確保できて、もっと楽しい人生になるのかもしれません。その可能性は否定しないでいちどチェックしてみても良いのではないかと思います。

子供の勉強に当てはめて考えてみる

ところで、我々が子供の頃や、大人になってからやっている勉強について、はたして有効な時間活用ができているのでしょうか。「とにかくやらなきゃいけない」という思いでやっているとどこか効率の悪い時間の使い方をしているかもしれません。特にお子さんの自学においては効果的なタスク処理の優先度や、時間の使い方を考えているとは思えません。たまに賢い子が上手に時間を過ごしているのを見聞きすることがありますが、極めて少数派なんだと思います。

塾で学習の指導をしていると、その間の1時間とか2時間については比較的に有効な時間使いをさせられます。こちらがあるていどの主導権を握っていますから。でも、家での勉強は本人または親御さんが主導です。当たり前ですが私が関与できるのは「宿題を出す」ことくらいです。このあたりがちょっともどかしいのですが、宿題を出すにしても、時間の使い方までアドバイスできたら良いなと考えました。今後はそこまで含めた指導を模索していきたいです。

 

こほく寺子屋は、加賀市の湖北地区会館で開催している学習塾です。小中学生を対象としてマンツーマンでの学習指導を行っています。ご興味のある方は下記のページにて詳細をご覧ください。
こほく寺子屋 http://manabuki.com/terakoya

 


 


小中学生と論理的思考【加賀市 片山津 こほく寺子屋】

片山津温泉の北、加賀市の湖北地区会館で塾をやっています。
思考力トレーナーの永江です。

小学生や中学生と思考力、特に論理的な思考力について考えてみました。

小学生の論理力

小学生はまだ基本的に論理力が弱いと思います。特に低学年ならなおさら。これは脳の発達過程であることを考えれば当然です。でも、論理力が無いかといえばあるていどは有るわけで、その程度がまだ低いというだけです。

あるていどには論理力があるから、それをきちんとアタマの中で使えて、なおかつ他者に伝わるようにアウトプットできるようになると良いです。アタマの中で論理力を使う練習と、アウトプットする練習のセットですね。この「セットにする」という部分が十分であれば良い成長につながるのではないかと思います。

中学生の論理力

中学生になれば論理力はずいぶんと身についてきます。学校の教科学習でも、論理力を求められるものがたくさんです。国語の読解問題でも、数学の各種問題でも、近年では社会科系のテストなんかでも論理力が必要となる問題があります。

学習塾での指導をしていて感じるのは、中学生段階での論理についての課題がアウトプットにあることが多いということです。それなりに考えられる力は身についているのですが、それを表現する能力が追いついていないという感じです。口頭での説明にしろ、文章での説明にしろ、「練習不足」という印象を受ける子供が多いです。

子供が論理力を身につけるために

子供が論理力を正しく身につけるために、いろいろな学習方法や練習のメソッドがあります。そんな具体的な方法論がいろいろある中でも共通しているのは、アウトプットをしっかりやるということのように思います。もちろんインプットとしての勉強も必要なのですが、きちんと作られたメソッドには必ずアウトプットのフェーズが設定されていて、また、学校の勉強のための自学だと不足しそうに思える部分です。

もちろん、学校の先生も、教材を作る業者さんも、ちゃんとアウトプットの機会を設けるように工夫をされています。ただ、宿題や自学となったときに子供たちがアウトプットを意識しなくなるように思います。だから、教えるほうもアウトプットを意識しつつ、インとアウトの両方をバランスよくしていくのが良いのだろうと思います。

 

思考力トレーナーとしてのスキルや経験を活かしつつ、小中学生のための学習指導をしています。
アウトプットということであれば作文指導もしています。
単に覚えてこなすだけではなく、「ちゃんと理解して自分の言葉で説明できるからテストで良い点が取れる」という状態を目指します。
発達障害などで勉強に苦手が強くあるお子さんにも対応しています。
こほく寺子屋のページをご確認いただき、ご興味があればお問い合わせフォームからご連絡をください。

加賀市片山津地区 こほく寺子屋

 


 


加賀市、こほく寺子屋での指導内容

加賀市の片山津温泉ちかくの湖北地区会館で学習塾をやっています。
小中学生を対象とした塾です。

学校の教科指導

どんな塾なのかというと、基本的には学校の教科についての指導です。小学生なら国語と算数がメイン。中学生なら国語と数学、それに英語です。特別にかわった指導方法があったり、特殊な教材を使ったりはしていません。私の強みは指導がわかりやすいという一点です。

学校の成績に満足をしている子はここに来る必要はありません。勉強についていけていないとか、授業は問題ないけどもっと上を目指したいとか、なにかしらの課題を持っている子はぜひ来てください。

算数や数学は、単にやり方を覚えるのではなく原理や理屈から分かるようになります。だから、中学校レベルなら公式を忘れても自分でそれが作れるようになります。なんとなく国語の読解問題に臨んている子は、明確な理由と説明をもって解答が書けるようになります。英語は、受験対策をしながらも将来の役に立つ言語として身につけられます。

作文指導について

教科でいえば国語に含まれますが、作文の指導をやっています。こちらも対象は小中学生ですが、特に「何もかけない」と悩んでいる小学生のお子さんがだんだんと書けるようになっていきます。基本的に小学校の低学年なら、自発的に作文ができるようになることを目指します。小学校の中高学年になってきたら、読んだ人に伝わりやすくなる書き方を学びます。

中学生の作文指導は、読解力や他の教科にも役立つものを目指します。論理的な文章の書き方や、論述的な作文などです。なんだかんだいって全ての教科書が日本語で書かれている以上は国語力が重要であり、読解力を身につけるために実は作文力も必要です。特に要約練習などは読解問題の地力をつけるのに効果があります。

小学生の英語

生徒さんや親御さんからのご要望をいただいて、小学生むけにも英語の指導をはじめました。今のところ高学年を対象にしています。小学生の英語については文法的な説明をなるべくしないで、日常にある言葉を英語にして、英語の音やリズムを楽しんでもらおうと考えています。

英語というものそのものに抵抗がない状態になっていれば中学校に入ってからの英語もスムーズに学習できると思います。最初はそれこそアルファベットを覚えたりローマ字を復習したりすることもあると思いますが、とにかく「ことばの楽しさ」を感じてもらいたいと思います。

 

こほく寺子屋は小中学生むけの学習指導の塾です。
こほく寺子屋のページから詳細をご確認いただき、お気軽にお問い合わせください。