価格を決定する要素

人事系コンサルタントの永江です。
基本的に私は人事に関連することについてのコンサルティングを行いますが、とはいえ、経営コンサルタントの端くれです。マーケティング的な要素についてもご相談いただくことがあり、価格決定に関するものはそのうちのひとつです。

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業界の相場から価格を決める

体感的にはこの決め方をされている人がいちばんに多いような気がします。特に、個人で開業する人は、地域にある同業やライバル店舗の値段を調べて、そのデータを基準にして考えられるケースが多いです。ただ、この考え方は自社(自分)の事情をあまり考慮しないものなので注意しなければいけません。これをやる人は、同時に売上高や利益のシミュレーションをしっかりしていないイメージもあって、「参考ていどにする」のが良いと思っています。

自社のコストと欲しい利益から考える

自社がその商品やサービスを提供するのに必要なコストを算出し、欲しいと考える1商品(サービス)あたりの利益を乗せて価格を決定する方法もあります。おそらくこの考え方で値段を決める人は、日あたり、週あたり、月あたり、でのシミュレーションをあるていどはしているでしょう。注意点としては、欲しい利益のなかに「自分の人件費」を入れているかどうかが考えられます。うっかりこれを入れ忘れると、ボランティアに近いような営業成績になってしまいます。あとから値引きするのは簡単なので、しっかり利益を設定しておくのがオススメです。

お客さんの期待値から考える

この考え方はターゲティングがしっかりできていないと無理なように思います。ターゲティングがしっかりしていれば、ターゲット層となる人たちがどれくらいのお財布を持っていて、それくらいの支払い能力があって、その人たちにとっての相場観や、何を期待して、どうなることを求めているかを考えられます。そこで考えられる金額をベースに、提供できる商品やサービスの最大限で価格を決めます。ちゃんと利益を残すためには、この考え方も取り入れるのが良いと思います。

 

他にも価格決定の考え方はあるのですが、けっきょくは、どれかひとつの考え方だけでは決定しないというのが良いと思います。ちゃんといろいろな要素を並べて、多面的に考えないといけません。時間をかければいいというものでもないですが、安易な設定をしてしまうことには注意しましょう。