経営に役立つ数学の考え方

人事系コンサルタントで思考力トレーナーの永江です。
私がコンサルタントとしてお手伝いするジャンルは人事に関係することです。とはいえ、経営そのものと切り離すことはできないし、経営は数字を切り離すことができません。ということで、今回は、経営に役立つ数学の考え方についてです。

スポンサードサーチ


基本的な計算は絶対に必要

まず、足す、引く、掛ける、割る、という四則演算は絶対に必要です。電卓やコンピュータで計算ができる現代であっても、基本的な計算はできなくてはいけません。計算することそのものもそうですが、なにか事にあたるときに、自分で計算式を作る能力も必要です。だから、足すことの意味、引くことの意味、掛けることの意味、割ることの意味、それらを正しく認識し、それぞれの違いも分かっていないといけません。

また、掛け算や割り算は、結果の概数を感覚的に捉えられるとなお良いです。「一ヶ月でこれくらいだから、これが一年すると……」というのは掛け算ですし、「これだけの業務を7人でやるとどれくらいの時間が……」というのは割り算です。これを電卓で出してから数字を見て考えるよりも、なんとなく概数の感覚で捉えられると素早い判断にもつながります。

因果関係を含めた論理的な説明力および読解力

数学の証明問題などは、論理的にものごとを説明するための練習だと考えられます。基本となる定義や定理があって、それをもとにするから、どうなるということを書いていきます。因果関係がしっかりしていることと、それによって説明できるということが必要です。

一方で、問題そのものが(わざと)わかりにくく書かれていることもあります。そういう場合は頑張って読み解く必要があります。読み解くときにも、とうぜん、書いてあることを論理的に理解していかなくてはいけないので、読解力につながります。わかりやすい文章を書くことは重要なのですが、難解な事象にあたってそれを論理的に紐解くことは経営をしていれば頻出事項ともいえます。そういう意味で、数学の中にある、論理的な説明をすることや読解をすることは経営に必須だといえます。