コラーニングという考え方

思考力トレーナーの永江です。

コラーニングという言葉をご存知でしょうか。

お肌のうるおいとかではありません。
コラーニングです。

「コ」と「ラーニング」に分けられます。
英語でつづると、co-learning となりますね。
ハイフンは要らないと思いますが。

この接頭辞としての「co」には、
「共に」とか「共同しての」という意味があります。
つまり、コラーニング(colearning)は、共同しての学びという意味合いの言葉です。

 

同じような言葉で「コワーキング」というものがあります。
こちらの方が知られていると思いますが、
「共同で働く」という意味から「ビジネスを共同で実行する」というニュアンスがあります。

コワーキング・スペースといえば、
SOHOや自営業の人たちが集まって仕事ができるオフィススペースで、
ただ空間を共にするだけではなく、ビジネスを共有することまで想定されています。
(もちろん、単純に空間を共有するだけのこともあります)

 

コラーニングの意味としては学びを共有するということになります。

古い形の学びは一方通行といってもいいかもしれません。
先生や師匠の立場の人から、生徒や弟子に対して教育が行われます。
基本的な学校やセミナーなどはこういう形態になっています。

それに対してコラーニングの考え方は、
場を共有する人たちが、お互いに教え合い、学び合うというものになっています。
誰かが一方的に知っていることを伝えるのではなく、
あるときは教えてもらい、あるときは教えてあげる。
そして、ときには対話や議論によって集団でまるごと学びを生み出す。

そんなイメージを持った言葉です。

 

コラーニングには場所が必要ですが、
インターネットが発達した現代ではバーチャルなものも考えられます。
ネットの掲示板で議論をしながら学び合うことも可能ですよね。

しかし、
リアルに顔を合わせてお互いに学びを得るというのは、
ネットでのやりとり以上に価値を生むのではないかとも考えられます。

たとえば学習塾では、先生が生徒からも学びを得ます。
師匠は教えるだけの存在ではなく、弟子と接することで学ぶこともあります。
そういうのは、実際に顔を合わせて話をして、
相手の表情を見ながら、呼吸を感じながらの方が良いのではないでしょうか。

 

コワーキング・スペースというものがいろいろな場所に出来てきたように、
コラーニング・スペースというのもこれから増えていくと予想しています。

私塾はそういう役割を担いうる存在でしょう。
大学などではすでに取り組んでいるところもあります。
自治体が主催する学びのイベントでは、
コラーニングの精神が盛り込まれているケースが増えてきました。

究極的には世代の壁を超えて学び合いが生まれるのがいいと思います。
子供から学べることが多くあるのはたくさんの大人が知っています。
子供の年代によってその内容も違ってきますから、
いろいろな世代が集まるコラーニング・スペースがあれば素敵ですよね。

北陸、石川、金沢、小松、加賀……、
そういう場所がどんどんと生まれるといいなと思います。

そして、実はそういう計画がひとつ進行しています。
そのうちにご紹介できると思いますが、もうちょっとお待ちください。

 

追記(2016/08/20)
その後、コラーニング・スペースの机カフェさんで、思考力セミナーを何度か開催させていただいています。
デキる塾
9月は、「仕事と暮らしに使えるフレームワーク思考」というテーマで、思考の枠組みについて体験していただきます。

 

追記(2015/03/11):その後……

その後、金沢でコラーニングのスペースの企画が具体化してきました。
私が業務上のお手伝いしているパトリさんが、
金沢市保古に新しいタイプの学びの場をオープンさせます。
まさにコラーニングな空間として運営されているこの場所は、
春のオープニングイベントを企画中で、私も楽しみにしています。

コラーニング・スペース「机カフェ」 解説準備日記

 

さらに、その後に、パトリさんのサイトで
コラーニングスペース『机カフェ』を紹介するページが出来たようです。
こちらもぜひ、ご確認ください。

春休みのオープニングイベントは、どれも楽しそうですね。
( ^ー゚)b

 


 


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  1. ピンバック: 金沢市でオープンするコラーニング・スペースについて | オフィスまなぶき公式サイト