作文:ちゃんと「受け」られる形にする

思考力トレーナーの永江です。

あまり上手ではない文章をある場所で見かけました。
同じようなパターンのものを他でも見たことがあるので、
誰でもやりがちなことかもしれません。

その文章をそのままここに書くわけにはいかないので、
同じパターンの良くない事例をひとつ紹介します。

 

『僕の習慣は、とても眠い朝も、自分の健康のために、頑張って起きて、ジョギングをしている』

 

区切りを分かりやすくするために読点(、)を入れていますが、
本来は無くても問題ないと思います。

この文章は、なんとなくおかしいです。
どこがおかしいのかというと、
『僕の習慣は』という部分を「受け」られる形の文言がその後に無いのです。

『僕の習慣は』と書き出したら、
その後のどこかに『◎◎です』や『◎◎だ』という形を作って
『僕の習慣は』を「受け」なくてはいけません。

おそらく『僕』の『習慣』はジョギングなのだと思われますが、
『◎◎をしている』という形では「受け」られないのです。

受けられない形の文章

これを以下のように変更すると問題のない文章になります。

 

『僕は、とても眠い朝も、自分の健康のために、頑張って起きて、ジョギングをしている』

 

最初の部分が『僕は』という形であれば
『ジョギングをしている』という部分で「受け」ることが出来るので
おかしなところが無くなるのです。

受けられる形に直した文章

 

文章が長くなると、「受け」を必要とする部分が増えて複雑になり、
正しい形で繋げることを忘れてしまうことがあります。

この事例の場合だと、
間に入る他の部分を省略してしまえば気づくはずですよね。
2つの文言の距離が長くなっているのが間違いの原因になっていますが、
他の部分も『ジョギングをしている』という言葉に対しての関係性は同じなので、
順番を変えても他のところでミスをするかもしれません。
したがって、いちばん最初の箇所を直してみました。

 

たぶん、口頭表現ならなんとなく意味が通るのでスルーされると思いますが、
文章にすると違和感があって気持ち悪いものになります。

そんなことにならないように、
あなたの書いた文章、「受け」がうまくいっているかいちどチェックしてみてください。

 

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