思考力トレーナーの永江です。
みなさんは、5W3Hってご存じですか?
そう、それです。
ビジネスにおいては報告や連絡などをする際に漏れがないように、
あるいは色んな目標を設定する際にそれを明確にするために、と
さまざまな場面で活用できるフレームワークの一種だといえます。
この便利な5W3Hですが、
それが何かと調べると、次のような簡単な説明に出会ったりします。
When(いつ)、Where(どこで)、Who(だれが)、What(何を)、Why(なぜ)、
How(どのように)、How many(いくつ)、How much(いくら)
おそらく簡単に分かりやすくまとめたものだと思うのですが、
作文の指導に使うような言い回しになっていて不十分なんですね。
たとえば、
Whoを「だれが」としていますが、
事柄の内容によっては「だれに」や「だれと」などのように
主語ではなく目的語などに「Who」が必要なケースが考えられます。
他の項目についても同じようなことがいえます。
したがって、私のお伝えとしては、
「5W3Hを考えるときには「助詞」をくっつけないで考える」
というようにしています。
助詞をくっつけないでフリーな状態でそれぞれの項目を考える。
フレームワークを活用するメリットには「漏れ」をなくすというものがありますから、
助詞によって思考が限定されないようにしたいです。