先日の求職者向け訓練で、文章作成を学ぶ時間を設けました。
文章を書くということはあらゆる業種で必要なスキルなのに、
きちんと学んで練習する機会は不足していると思っています。
義務教育の教科には含まれているんですけどね。。。
まず前日に、ある課題に答える文章をメールで提出してもらいます。
全員のメールをチェックして、その時点での文章スキルを確認します。
この事前課題によって当日の講座内容は変化します。
当日の講座では、
受講生の中で高い頻度で現れる問題点から優先的に、
具体的な文章を例にしながら
日本語のルールやセオリーをお伝えします。
ルールやセオリーをあるていど理解してもらったら、
それらに気をつけながら文章を書いてもらいます。
そして、今度は書いたものを数人のグループで共有して、
お互いに改善すべき点や良かった点を指摘しあいます。
指摘された箇所に気をつけながら、また次の課題文章にチャレンジします。
この
「グループ共有してのPDCA」 を何度か繰り返し、
最後に、前日と比べて向上した自分のスキルを実感してもらいます。
(課題に取り組んでいる途中で、必要に応じてアドバイスをします)
文章を書く能力は、単発の講義を受けただけでは向上しません。
やはり繰り返して書くこと、そして問題点を指摘してもらい、
自分でも考えながら改善していくことが必要です。
その考え方を一日にまとめた講座を実施したのですが、
当然ながら一日やっただけでは十分ではありません。
公共訓練はある程度の期間があるので、
また同様の「学び合い」の時間を設けたいと思っています。
「表現力」としての文章講座は、
企業さま向けにも実施をいたします。
業務上のやりとり、取引先へのメールの書き方、など
ご要望に応じて内容を準備いたしますので、
下記のアドレスまで、お気軽にお問い合わせください。